1月25日に、東京・両国国技館で千秋楽を迎えた大相撲初場所。優勝決定戦で熱海富士を首投げで下し、優勝に輝いたのは新大関・安青錦だった。
優勝・安青錦への豪華すぎる副賞に騒然
「安青錦は12勝3敗という結果で、昨年11月の九州場所に続き、2場所連続の優勝。昨年11月26日に、大関に昇進したばかりですが、新大関の優勝は白鵬以来、20年ぶりのことで、見事な快挙を成し遂げました。インタビューでは“すごくうれしいです。やっぱり今場所は立場が違ったので、皆さんのおかげで優勝できて良かったです”と語り、安堵の表情を浮かべていました」(スポーツ紙記者、以下同)
日本の相撲に憧れを抱き、ウクライナから角界入りした若干21歳の青年。優勝インタビューの冒頭では、観客からの拍手を受けると、四方を向いてお辞儀。ネット上では、《心技体全てにおいて日本に対するリスペクトを感じる》など、礼節を重んじる姿勢に絶賛の声が寄せられていた。
新大関の優勝で幕を閉じた今年の初場所。通例のごとく、表彰式では、さまざまな豪華副賞が紹介された。
「優勝賞金1000万円のほか、『日仏友好杯』から送られたピンク色の巨大マカロンのオブジェ、福島県知事賞からはお米『天のつぶ』1トンが贈られました。ほかにも、『大関賞』としてのワンカップ大関1年分、ブルガリアやメキシコなど、友好国からの副賞もあるのです。実際には40分ほどかけて地方自治体や企業などからの表彰を受け続けます。
副賞は飲食料品の“1年分”が贈呈されることが多く、基本的には個人ではなく、所属の部屋に送られることになります。安青錦は2場所連続での優勝。前回の九州場所でも多くの副賞が贈られています。物価高騰の中、食べ盛りの力士が多くいる部屋はありがたいのではないでしょうか」
豪華すぎる副賞の紹介。会場からだけでなく、ネット上でも、《優勝の副賞 いつ見てもすごい》《米1tって凄いなぁ〜》などの意見が上がっていた。
中でも盛り上がりを見せたのは、『宮崎県知事賞』として贈られた、宮崎牛1頭分と野菜、果実1トン分だ。この副賞が紹介されると、「おおおおお!」という驚きの声とともに拍手が送られた。
記念すべき第1回目は千代の富士
この『宮崎県知事賞』はもはや恒例となり表彰式の“名物”となっているが、なぜ“牛一頭”という大胆な賞品にしたのだろうか。宮崎県に問い合わせてみた。
「より良き宮崎牛づくり対策協議会は、宮崎牛のブランド確立や消費拡大を目的に、昭和61年(1986年)4月から活動を行っております。その取り組みの一つとして、同年の11月から大相撲優勝力士に宮崎牛1頭分を贈呈しており、この取り組みは今月の九州場所で39年目を迎えました。
記念すべき第1回目は千代の富士関に贈呈し、これまで223名(令和8年1月末時点の累積優勝者数)の名だたる力士の優勝に華を添えてきました(宮崎県担当者、以下同)
実際の贈呈方法については、
「1場所(1年間6場所送付)につき、宮崎牛1頭分の部位(ヒレ、リブロース、サーロイン、肩ロース) 約100kg前後を(宮崎牛1頭分重量につきましては、場所ごとに変更します)冷蔵で送付しています」
所属の安治川部屋に多くの副賞をもたらした安青錦。親方も部屋の力士もほくほくだろう。綱取りへの期待は、ますます高まりそうだ。
