玉木雄一郎代表

 1月27日、衆院選の公示日を迎え、各党の党首が第一声を上げた。新橋の街頭でマイクを握った国民民主党の玉木雄一郎代表は「国民生活、経済最優先の政治に変えていかないといけない」と熱弁を振るったが、ネット上では別の意味で玉木氏の“言葉”が大きな注目を集めている。

ジブリファンから強い拒否反応が

 波紋を広げているのは、公示日を目前に控えた1月24日の玉木氏の下記のSNS投稿だ。

「我が名はアシタカ!『政策実現する野党』のためにこの地へ来た! 政策はあるが金はない! みんな応援してくれ!!」

 この投稿は、数日前に同党の支持者と思われる人物が、映画『もののけ姫』の主人公であるアシタカのシーンになぞらえて、「野党第一党は国民民主党がいい」などと応援投稿をしたことに玉木氏が乗っかったもの。玉木氏は日頃から積極的にSNSを更新しているが、この投稿は瞬く間に520万回以上のインプレッションを記録した。

「宮崎駿監督の『もののけ姫』は興行収入200億円を超えるなど、日本映画史に刻まれる記録的な大ヒット作。世界的な知名度も高く、ファンの思い入れが非常に強い作品です。そのため、多くの反応があったのだと思います」(全国紙政治部記者、以下同)

 SNS上では《あんたはエロタカ》《不倫してたくせに…黙れ小僧》といった辛辣な意見が殺到。2024年11月に報じられた地元・高松市の観光大使を務める元グラビアアイドルとの不倫騒動では、密会時の相手女性の服装までもが話題となり、今なお世論の目は厳しい。

 さらに、投稿内の「政策はあるが金はない!」というフレーズにも《26億円じゃ足りないの?》というツッコミが入っている。

「1月19日、総務省は2026年分の政党交付金の届け出を発表しました。所属議員数や直近の選挙結果に応じて配分されるもので、国民民主党には前年より4億円以上多い約26億6700万円が交付される見通しです。巨額の公金を受け取っていながら『金がない』と訴える姿は、有権者の目にはいささか不自然に映ったようです」

 SNS上でなにより多かった反応は、《こういう人、宮崎駿が一番嫌いそう》《アシタカ好きだからやめてくれ》といった作品ファンからの悲鳴だ。

アシタカは寡黙で冷静、呪いのあざに苦しみながらも、他者を思いやる清廉潔白な強さを持つ人物。作品へのリスペクトが感じられない政治利用に対し、ファンが不快感を示すのも無理ありません」(アニメ誌ライター、以下同)

 なかには主人公アシタカの作中での行動に触れ、《そういえばアシタカもカヤからもらった玉の小刀をサンにあげてた…》と皮肉る声も。

「アシタカが許嫁のカヤからもらった玉の小刀をサンに贈ったエピソードは、ファンの間でも『元カノからもらったものを今カノにあげるのか』と長年議論される“不誠実”疑惑のポイント。これが不倫騒動の玉木氏と重なって揶揄されてしまった形です」

 玉の小刀に関しては「あれは命を守るための御守りだからサンにあげても不誠実ではない」といった意見も。

 なぜアシタカが玉の小刀をサンにあげたのか、真実はわからないが、玉木氏の「我が名はアシタカ」に賛同した人が少ないことは確かなようだ。