人気アトラクション『ダイナソーサファリ』(『ジャングリア』公式サイトより)

 昨年7月に開業した沖縄県のテーマパーク『ジャングリア』。開業から半年が経過したが、その評価や運営状況を巡っては賛否両論の意見が上がっている。だが、1月24日には『グラビティ ドロップ』、GWには『やんばるトルネード』と新アトラクションの開発にも着手しており、話題性という面では一定の注目を集めている。

『ジャングリア』最大の課題は「待ち時間」

「『ジャングリア』という名前を聞くと、やはりオープン当初の入場システムの不具合や、イメージ画像と現実とのギャップ、口コミ削除疑惑など、マイナスな印象を抱いている人が多いようです。このイメージを変えることができるのか、経営陣の手腕が問われそうですね」(旅行ライター、以下同)

 さまざまな不評が寄せられる『ジャングリア』。不評の中には、テーマパーク運営の課題のひとつ“アトラクションの待ち時間”も挙げられるという。

「『ジャングリア』を運営するジャパンエンターテイメントのCEO・加藤健史さんは、『日経XTREND』でのインタビューで、最大の課題を“待ち時間が長くなってしまったこと”だと分析しています。

 加藤さんは大人気アトラクション『ダイナソーサファリ』に客足が集中してしまうことをひとつの要因として挙げています。お客さんの分散という意味でも新アトラクションの追加は有効的なのかもしれませんね」

 人気アトラクションとされている『ダイナソーサファリ』。ジャングリアの公式サイトでは、同アトラクションについて、《古代生物再生研究所の飼育施設で緊急事態発生!獰猛な肉食恐竜T-REXが逃げ出した。(中略)ジャングルの急傾斜や悪路を激しく駆け抜ける、息もつかせぬ大興奮ライド!》と説明されている。

 実際に、SNS上では、

《ダイナソーサファリ2回も乗った!また行きたいです》
《今まで乗ったアトラクションで1番かも》
《特におすすめなのはダイナソーサファリ とにかく臨場感が半端ない! キャストさんの盛り上げ方超うまいし、水しぶき全身に浴びたりで楽しすぎたので2周しましたw》

 など太鼓判を押す声が上がっていたが、その一方で、

《月曜日なのにダイナソーサファリは120分待ちの表示》
《待ち時間の表示が70分だったので、ガンバって並びました。しかし実際に入場出来たのは、130分でした。もっと正確な数字が欲しかったです》

 と、待ち時間への不満を訴える意見も確認できた。

『ダイナソーサファリ』人気の理由

「『ジャングリア』では、 “プレミアムパス”というチケットを購入することで、待ち時間を短縮できます。通常は長時間待ちになるケースもあり、そうなると乗れるアトラクションがかなり限定されることに……。

 GWや夏休み期間など、混み合うことが予想される日程で訪れる際は、“プレミアムパス”購入するのが得策かもしれませんね。効率よく回りたい人にとっては選択肢のひとつになるでしょう」(前出・旅行ライター、以下同)

プレミアムパスの価格(『ジャングリア』公式サイトより)

『ダイナソーサファリ』のプレミアムパスは約2000円。東京ディズニーランドやディズニーシーでも同様のパスが用意されているが、こちらも1500円~2000円で、パスの価格自体は大きくかけ離れたものではない。

『ダイナソーサファリ』が人気な理由として、 “恐竜”という子どもに受けやすい設定や“ライド型アトラクション”としての完成度が高いこともあるだろう。しかし、そのほかにも理由があるのだそう。

「実はCEOの加藤さんは新卒1年目でUSJに携わり、そこで人気アトラクション『ジュラシックパーク』の担当をしているのです。『ジュラシックパーク』で培ったノウハウを『ダイナソーサファリ』に用いているのかもしれませんね。加藤さんの経歴を知ると、なぜ『ダイナソーサファリ』が人気なのか、その謎がより理解できると思います」

『ジャングリア』の課題は解決されるのだろうか――。