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 1月30日、STARTO ENTERTAINMENT(以下、スタート社)が年末に行われたカウコンの配信視聴チケットの購入者に対し、お詫びのメールとともに「1000円割引クーポン」を配布した。異例の対応に驚きの声が上がる一方、SNS上では複雑な思いを抱えるファンの声も目立っている。

強い姿勢から一転、謝罪

 騒動の発端は、昨年12月31日から1月1日にかけて東京ドームで開催された『COUNTDOWN CONCERT 2025-2026 STARTO to MOVE』だ。

「3年ぶりの開催となったカウコンは、松岡昌宏さんや堂本光一さんがサプライズ登場するなど、大いに盛り上がりました。また、今回は有料での生配信も行われ、多くのファンが画面越しに年越しをともにしました」(スポーツ紙記者、以下同)

 ところが、その配信を巡ってトラブルが発生。視聴者からは悲鳴にも似た不満が噴出した。

「アクセスが集中した影響か、生配信中に、映像が頻繁に止まる、画面が真っ暗なままログインできないといった声が相次ぎました。さらには画質が著しく低下し、誰が歌っているのか判別できないほどだったという報告もあり、有料配信としては厳しい状況だったようです」

 さらに火に油を注いだのが、運営側の初動だった。1月2日に出された声明は、不具合への謝罪ではなく、ネット上の批判に対する「誹謗中傷への警告」だったのである。

「SNS上では、不慣れな演出や選曲、さらには配信トラブルに対して『金返せ』『改善されないならもう観ない』といった厳しい意見があふれていました。これに対しスタート社は、『事実と異なる憶測』や『アーティストが心を痛める投稿』を誹謗中傷であるとし、法的手段も辞さないという強い姿勢を示したのです。しかし、ファンからは『法的手段の前に、まずは配信不備の謝罪が先ではないか』といった指摘が相次ぐ事態となりました」

 結局、スタート社は翌3日に配信不備を謝罪。見逃し配信の期間延長を発表した。そして今回、さらなる対応として打ち出されたのが「実質1000円引き」のクーポンだ。1月30日に配信されたメールには、次のように記されている。

「2025年12月31日の生配信当日、アクセスが集中した影響により、お客様にはご不便ならびにご迷惑をおかけいたしましたこと心よりお詫び申し上げます」「お詫びの気持ちといたしまして、ささやかではございますが、FAMILY CLUB onlineの配信視聴にてご利用いただけるクーポンを配布させていただきました」

 SNSでは《こんなこと初めてじゃない? 対応してくれてうれしい》と好意的に受け止める意見がある一方で、《配信限定じゃなくて、ファミクラストアでも使えたらよかったのに……》《クーポンを配るってことは、今年もカウコンをやるってことでいいよね?》といった声も。

 じつはこのクーポン、利用できるのはファミリークラブオンラインでの有料配信視聴のみ。しかも有効期限が「2027年1月30日まで」と設定されているのだ。

「そのため、《期限内に見たい配信がなかったらどうしよう》と困惑する声もありますが、なかには《嵐のラストツアー配信で使いたい》と期待する向きもあります。嵐は今年5月の活動終了に向けたラストツアーで生配信の準備も進めていると発表していますからね」

 運営側の“誠意”は、果たしてファンに届いたか。受け止め方はさまざまなようだ。