痩せたい気持ちは世界共通だけど、欧米と日本では肥満事情のレベルが違いすぎる!! ※写真はイメージです

 日本社会の現状に、「遅れてる! 海外ではありえない!」なんて目くじらを立てている人もいますが……。いえいえ、他の国の皆さんも基本は一緒! そんな、「衝撃」「笑える」「トホホ」がキーワードの世界の下世話なニュースを、Xで圧倒的な人気を誇る「May_Roma」(めいろま)こと谷本真由美さんに紹介していただきます。日本でも話題の医薬品「マンジャロ」の乱用で起きた、とんでもない“副作用”とは……。

「マンジャロ」大流行で体調を崩す人が続出

 年末年始の暴飲暴食のツケが回り、体重増加に悩んでいる方は多いのではないでしょうか? この話題って万国共通で、私が暮らすイギリスのワイドショーや新聞などでも年始めの鉄板ネタになっているほどです。

 今年のダイエットネタで大人気なのが、血糖コントロールに加え、食欲減退による体重減少効果が望める2型糖尿病の注射式治療薬「マンジャロ」です。

 日本と違い、通販で手軽に入手できるので肥満体質の皆さんはこぞって打ちまくっているのですが、その結果、吐き気や下痢に便秘、心臓発作や急激な低血糖で倒れるなど、副作用で体調を崩す人が続出。やっぱり楽して痩せようなんて甘いのよ。

 このマンジャロ狂騒曲、思わぬ形で余波が及んでいる点も香ばしい。欧米には、減量に加え、健康全般をサポートする「ウェイトウォッチャーズ」というダイエットプログラムがあります。このプログラムには、会員が集まって「私はプログラムどおりの定期的な運動を続けて◯キロ痩せました」「私はプログラムのとおりの食事制限をして◯キロ!」などと報告してたたえ合う……なんて会合も組み込まれているんですね。

 ところが、マンジャロをはじめとした安易な「痩せ薬」が登場したことによって利用者が激減。なんと「ウェイトウォッチャーズ」の運営会社「WWインターナショナル」が一時期は破産危機にまで陥ったのです。マンジャロの副作用がこんな形にまで表れるなんて。

 そもそも欧米人の一般的な食事量が、日本の大食いユーチューバー並み。ビールは1回で普通に2リットルくらいは飲みます。お菓子の消費量にしても、誰それの誕生日だの記念日だのクリスマスだのにかこつけて、1袋が2キロくらいのチョコレートやトフィー(キャラメル菓子)などを買い込み、あればあるだけ食べてしまう人も珍しくない。

 そんな人たちがこれ幸いとマンジャロも買い込んで打ちまくってるんですからね。「まず2キロ入りのチョコを買うのをやめろよ」とツッコみたくなります。

谷本真由美 たにもと・まゆみ 1975年、神奈川県生まれ。著述家。元国連職員。ITベンチャー、コンサルティングファーム、国連専門機関、外資系金融会社を経て、現在はロンドン在住。X上では、「May_Roma」(めいろま)として舌鋒鋭いポストで人気を博す。著書に『世界のニュースを日本人は何も知らない』シリーズ(ワニブックス【PLUS】新書)など著書多数。