1月27日に公示となった真冬の衆議院選挙。投開票日は2月8日で、解散から投開票日まではわずか16日間と“戦後最短クラス”の超短期決戦となっている。各所で選挙運動が行われる中、1月26日に自民党の公式YouTubeで公開された動画が注目を集めている。
自民党動画が物議
「関心が寄せられたのは、『【高市総裁メッセージ】日本列島を、強く豊かに。』というタイトルで公開されたPR動画です。動画内で高市さんは“挑戦しない国に未来はありません。守るだけの政治に希望は生まれません”“逃げません。ぶれません。決断します”などと強い言葉でメッセージを送っていました。
1月19日に開かれた会見では、今回の衆院解散の理由について、“逃げないため、先送りしないため、そして、国民のみなさまとご一緒に日本の針路を決めるための決断”としていました。今後の日本をどの政党に託すのか。長らく続いた自民党政権に終止符が打たれる可能性も指摘されています」(全国紙政治部記者、以下同)
高市首相の“本気度”が伝わる今回の衆院選。冒頭の動画は公開からわずか9日間で、約8700万回再生という驚異的な数字を叩き出している。しかし、この数字には懐疑的な見方も少なくないようだ。
「単純計算で1日約1000万回の再生ということになります。タイトルに【高市総裁メッセージ】と記した動画は全部で6本公開されていますが、中には1万回に満たない再生数(2月3日現在)の動画もあるのです。ひとつの動画だけが突出していることから、“莫大な費用を使い、広告運用をしているのではないか”と指摘されています」
実際にネット上では、
《再生回数が8000万回を超えているのに高評価は1.2万……妙だな……》
《1日で1000万を超える視聴数はあり得ない。(中略)これでは資金力がある政党が圧倒的に有利となり、世論工作で民意を操作し、公正な選挙にならないので、大問題だと思います》
などの声が相次いでおり、参政党の神谷宗幣代表も自身のXで《これはやり過ぎ。》と反応を示した。
「2024年5月にグーグルが公開した情報によれば、日本の18歳以上のYouTube月間利用者数は7000万人規模とされており、そこからユーザー数が増えているにせよ、1人1回は見ている計算になります。
広告運用が行われている可能性は高そうですが、これでは各政党の“お財布事情”が広報活動に直結してしまいます。“逃げない”と掲げていましたが、その手段のひとつが“お金”であるならば、それは果たして“逃げない”ことになるのでしょうか」
始まった“真冬の選挙戦”。日本の未来はどの政党に託されるのだろうか。
