高市早苗総理大臣、就任後初の会見(2025年10月21日)

 衆院選の投開票まであと僅か。選挙期間が入試シーズンを直撃することなどから批判の多い今回の衆院選だが、さらに1月31日の街頭演説では高市首相からこんな発言が――。

高市首相の発言が炎上

「現在円安が進んでいる状況ですが、これに対して首相は“外為特会(外国為替資金特別会計)で、運用が今ホクホク状態”と発言しました。円安で政府が保有する外貨資産の評価益が膨らむことを指した発言ですが、まるで円安を容認しているように聞こえますよね。この発言は海外にも拡散され、“日本の首相が円安のメリットを強調した”と受け取られているようです」(政治評論家)

 発言が炎上した高市首相は、翌2月1日午前の『日曜討論』(NHK)を欠席。高市首相は欠席の理由について遊説中の握手で持病のリウマチが悪化したと説明しているが、このことも炎上に拍車をかけるものとなっている。

 とはいえ、各メディアの情勢調査ではいまだ高い支持を得ている自民党。

 単独で過半数を獲得する勢いは衰えていないようだが、ここへきて芸能人、しかもバイプレイヤーまでもが「高市おろし」の声をあげ始めている。

「俳優の宍戸開さんはXで《今、早急な物価高対策ってのは高市氏が総理の座にいないことだと思う》と呟き、俳優でミュージシャンの相島一之さんも《内容も示さずに自分を信任しろと言って解散する首相なんて信じられない》と批判を展開。

 俳優、タレントのうじきつよしさんも首相が“憲法改正”について発言したことを取り上げ、《彼らは確実に戦争をします》《暮らしが破壊され、徴兵され、愛する人が殺され、やっと気づくのですか》と警鐘を鳴らしています」(前出・政治評論家)

 さらに『日曜討論』出演キャンセルに対しては、俳優の野間口徹がXで《逃げてばっかりだ。すぐ忘れると思われてる。許せないよね》と言及。

 落語家の立川雲水も《誰か言わねぇかな?「さもしい顔して休める討論は休ませてもらおうとか弱者のふりをして逃げられる討論からは逃げさせてもらおう……こんな政治家ばっかりになったらこの国の政治は終わりです」》と痛烈に非難している。

朝ドラ出演女優にアーティストも声を上げる

 朝ドラ『ばけばけ』出演中の女優、円井わん(28)も「選挙、政治は推し活ではありません あなたの、私の、生活なのです。根本的なことを忘れないでください」と訴え、ファンクバンド『在日ファンク』のボーカル・俳優の浜野謙太も「推し活じゃない。これ本当にそう思う」と同意した。

 また、シンガーソングライターの春ねむりも高市首相を批判する新曲をYouTubeにアップするなど、芸能界から噴き出した「高市おろし」。この状況に世間では、

《芸能人にだって政治への違和感を語る自由はある》

《別に有名人だからって政治的信念を語っちゃいけないってことはないよな》

《芸能人もイチ個人。SNSで私見を述べる自由は尊重されるべき》

 と肯定的な意見がある一方で、

《有名人の発言には少なからず影響力があるから、これに流される人も出るのでは?》

《所詮富裕層の芸能人に“物価高対策”とか庶民の味方のフリされても……》

《発言は自由だけど、自身の影響力を考えて強い言葉は控えた方がいいよ》

 といった否定的な声も上がっている。

 名だたる芸能人たちの「声」の拡散力は、今後の衆院選にどう影響するのか。投開票が待たれる。