高市早苗首相

【ケガでドタキャンも…『逃げた』拡散】

 2月2日放送の日本テレビ系『news zero』で画面に打ち出されたテロップ。自民党の高市早苗首相(64)が、1日放送のNHK『日曜討論』を急きょ欠席したことを受けて、野党から批判の声が上がっているとして番組内で伝えたものだ。

 2月6日配信の『文春オンライン』でも、【高市早苗首相『日曜討論』出演キャンセルは計画的だった】などと、事前に党幹部への代役を打診していたとする、“ドタキャン”ではなく計画的キャンセルであると報じている。

 片や首相は、討論会の出演キャンセルが伝えられた直後に自身のXを更新。

【ここ数日の遊説会場で、熱烈に支援してくださる方々と握手した際、手を強く引っ張られて痛めてしまいました。関節リウマチの持病がありまして、手が腫れてしまいました】

 衆院選公示後から各地で候補者応援に出向いている高市首相だが、その遊説先で行われた支持者、聴衆とのハイタッチや握手を交わした際に怪我を負ったとした。以後、消炎剤とテーピングによる治療を行い、痛々しい姿で応援演説を継続している。

 冒頭の『news zero』では、藤井貴彦キャスター(54)が「(討論会への)欠席と、いわゆる円安をめぐるホクホク発言の関係性として結びつけていいでしょうか」「有権者との握手で、ハイタッチなどでケガをするということは、よくあるんでしょうか」などと、同局の政治官邸キャップに伺いを立てる場面もあり、やはり怪我の具合うんぬんよりも「討論会から逃げた」ことを印象付ける構成にも見受けられた。

怪我の原因とされる“証拠動画”

 一方、XなどのSNSで拡散されているのが、怪我の原因とされるいくつかの“証拠動画”。映っているのは集まった聴衆とのハイタッチや握手に応じる高市首相の姿で、いずれも討論会欠席が伝えられた1日以降に投稿され、中には500万件以上も表示された動画も。

 撮影されたのは1月29日、兵庫11区で自民党から立候補する山田基靖氏(43、もとやす)の応援で駆けつけた、兵庫県姫路市での応援演説を終えた後に即席ハイタッチ会を開いた際の一部始終のようだ。

2026年1月29日のハイタッチ会で、右手を強く引っ張られた後に右手首を抑える高市早苗首相(xより、一部編集部修正)

 山田氏と並んで、両手でハイタッチに応じる笑顔の首相。すると仕切られた鉄柵から強引に手を差し出す“人影”に気づき、それに応えようと手を伸ばした瞬間だった。右手をグッと掴むと大袈裟に上下に大きく振り、次に首相の右半身が浮き上がって鉄柵に乗り上げるほどに強く引っ張り始めたのだ。

 異変に気づいたSPが間に割って引き剥がすも、それまでの笑顔はみるみる苦悶の表情に変わり、掴まれた右手首を庇うように左手で抑える高市首相。それでも隣にいた子どもに気づくと、身を屈めて笑顔でハイタッチを再開したのだ。

「これはわざと」「悪意がある」

 この下手をすれば大怪我をしかねないハイタッチ会の動画には、

《いや、めちゃくちゃ引っ張られてるやん… 実際に高市さん負傷してるから立派に傷害罪じゃね?》
《悪意があると思われて仕方ない引っ張り方してるやん》
《これはわざとですね。どさくさに紛れて》
《え、これ…リウマチだってわかっててわざとやってない…? 想像の100倍ヤバいんだけど…》

 首相の手を掴んだ人物に対する批判のコメントが並び、また昨年11月に「関節リウマチ」の持病を公言した身を案じる声もある。

 もちろん動画内での“ハイタッチ”が、各方面で疑われた討論会へのドタキャン理由とされる怪我なのかは定かではない。しかし危険な目に遭いながらも、笑顔で国民と手を合わせ続けたあたりは、さすがの支持率と思わせる“証拠”だった。