指定薬物「エトミデート」の使用、いわゆる“ゾンビたばこ”を吸引したとして医薬品医療機器法違反の疑いで逮捕されていた広島東洋カープ・羽月隆太郎容疑者(25)。当初は「覚えはない」と容疑を否認し続けていたが、ついに“完落ち”ーー。
2月1日の春季キャンプ目前、2025年12月に関係者通報で警察が駆けつけた際にゾンビたばこの使用形跡が見つかり、その後の尿検査でも陽性反応。容疑が固まった1月27日に逮捕された羽月。
ところが「使った覚えはありません」と一貫して容疑を否認したことで、無実を信じるファンだろうか、ネット上では《誰かにハメられた》説も囁かれたが、逮捕から10日にしてついに容疑を認める供述を始めたようだ。
プロ7年目の2025年シーズンは自己最多の74試合に出場して、打率.295を記録。代走の切り札としても17盗塁を決めるなど、今季は二塁手・菊池涼介選手(35)の“後継者”としての活躍も期待された羽月。年俸も3100万円にアップするなど、飛躍の年になるはずだった。
球団からの解雇も免れない
「NPB(日本プロ野球機構)では近年、他スポーツに並んで“アンチドーピング”を掲げて禁止薬物について厳しく指導しています。当然、サプリなどもチームドクターの指導やアドバイスを受ける選手も多く、特に口から摂取する嗜好品、薬品には気を遣っていたはず。
よって羽月もゾンビたばこを吸引しておいて、“成分を知らなかった”の言い訳は通らないでしょう。おそらく球団からの解雇は免れないと思います」(スポーツ紙・野球担当記者)
プロ野球選手として芽が出始めた矢先の薬物逮捕。キャリアを捨てたくないがための苦し紛れの否認だったということか。
翻って「もちろん、それもあると思いますが」と、別の理由もあげるのはドラフト時の“バックグラウンド”も取材するスポーツライターだ。羽月が抱える事情とはーー。
【母の日 お母さんありがとう!!!】
2025年5月11日の「母の日」に、自身のインスタグラムで感謝を伝えていた、ピンク色の「アイブラック」を顔中に貼っておどけた表情の羽月。彼にとって、母の日は特別な意味合いがあるという。
「羽月選手の家庭は事情もあって、6歳年上の兄との男兄弟を一人で育て上げたのがお母さん。167cmとプロ野球選手としては小柄ですが、やはり小中学生時代も周りより身体が小さく、それでも野球センスに恵まれた息子のサポートを惜しまなかった。
神村学園(鹿児島)に進学しても、寮生活で離れて生活する羽月選手のことがやはり心配だった。毎月のように欠かさず手紙をしたためていたようで、それは高卒でプロ選手になってからも続き、二軍で懸命に練習する息子に叱咤激励もしていたそう」(前出・スポーツライター)
もっと親孝行したいなと思います
前記の昨年5月には、日刊スポーツ「母の日企画」でも母親にメッセージを宛てていた羽月。
【心配性で、今でもしつこいくらいに連絡をくれます。「丁寧にプレーしろ」とか「ガムかむな」とか…。気にかけてくれてうれしいですし、もっと活躍して、もっと親孝行したいなと思います。本当にいつもありがとう。】
25歳になった今も、可愛い息子であることは変わらない。最近では野球選手として、社会人としてのアドバイスも母親からもらっていたようだ。
そんな最愛の母親を裏切ってしまった“罪悪感”は、球団を解雇されるよりも耐え難く、自業自得とはいえども迷惑をかけたくない一心で否認をするしかなかったのかもしれない。
