天皇家の長女、愛子さまは昨年11月、初の単独海外公務としてラオスを訪問された。その交流の灯は絶えることなく、今年に入ってからも続いていた─。
雅子さまの62歳の誕生日の文書にも充実感が
「1月28日、駐日ラオス大使館スタッフのSNSに愛子さまが大使館を訪問された際の様子が掲載されたのです。投稿には、“愛子内親王殿下のラオス公式訪問の成功を祝う”と記されていました。大使館を訪問されたのも、単なる礼儀ではなく、一度結んだ縁を大切にしたいという愛子さまの強いお気持ちの表れではないでしょうか」(皇室担当記者、以下同)
今回の訪問は、メディアに伝えられず“極秘”で行われたもの。当日はラオス大使ご夫妻との夕食会と、とある儀式が行われたという。
「写真には、ラオスを訪問された際にも行われた『バーシーセレモニー』という人生の節目に健康などを祝う、ラオスの伝統儀式に参加されるご様子が写されていました。お召しものは、ラオス訪問1日目に着用されていた民族衣装だと拝察します。ラオスの国家主席夫人から贈られたもので、大変よくお似合いでした」
'24年に学習院大学を卒業され、日本赤十字社に勤めながら公務に邁進されている愛子さま。お出ましを重ねるごとに、より自然体で人々と交流される姿が注目されている。
「最近では、ご家族でのお出ましも増えました。今年は『天覧相撲』や『皇宮警察創立140周年記念年頭視閲式』にご一家おそろいで出席しています。ご両親と一緒に公務に臨まれることで、より深い知見を身につけていらっしゃるのではないでしょうか」
こうした“家族公務”に影響を受けているのは愛子さまだけではない。
「雅子さまは'04年に適応障害を公表され、お出ましを控えられる時期もありました。しかし昨年は、戦後80年の節目として硫黄島、沖縄、広島、長崎、そしてモンゴルへのご訪問という過密日程をこなされました。62歳のお誕生日に際して出されたお言葉も、令和に入ってから最多の文字数で、公務への充実感がうかがえます」
適応障害の回復と家族の存在
『皇室の窓』(テレビ東京系)で放送作家を務める、つげのり子さんは雅子さまの近頃の変化についてこう解説する。
「表情が明るくなられましたよね。要因の一つは、愛子さまのご成長ではないでしょうか。共に公務をする中で、愛子さまに対して“皇族としてのあるべき姿”をお話しになる機会も多いはずです。今の皇室で何をすべきか、愛子さまと対話することで、ご自身の存在意義を再確認することが、ご回復につながっているのだと感じます」
雅子さまが歩まれた「国際親善」という道を、今、愛子さまが頼もしく受け継ごうとされている。
「雅子さまにとって、ご自身のライフワークであった外交的活動に愛子さまが深い理解を示し、楽しみながら公務に邁進されるお姿は何よりの励みでしょう。そんな雅子さまの知見を愛子さまが受け継ぎ、活用されることで、ご一家全体の活動が、より旺盛なものとなっています」(前出・皇室担当記者)
適応障害の療養において、家族の存在は大きいと解説するのは、心理学に詳しい東京未来大学こども心理学部長の出口保行さん。
「置かれている立場に共感し、寄り添ってくれる家族の存在は、何よりも回復に効果的です。さらに、公務を共にするということは、一人よりも心理的に安心した状態で臨むことができ、非常に心強いでしょう。雅子さまはもともと使命感の強い方とお見受けするので、家族と共に役割を果たすことに大きな充足感を得ていると考えられます」
雅子さまの体調について、昨年12月に医師団は「依然としてご体調には波がある」との見解を示したが、回復されつつあるご様子は日程にも表れている。
「6月に予定されているベルギー、オランダ訪問は約2週間の予定です。令和以降の海外訪問先であるインドネシアやモンゴル、イギリスなどはおおむね1週間の日程でした。また、複数国を一度に訪問されるのは'02年のオーストラリア、ニュージーランド以来、24年ぶりのこと。ご体調がかなり安定されている証左といえるでしょう」(つげさん)
愛子さまとの成功体験が自信に
雅子さまの体調は快方に向かわれているとはいえ、無理は禁物だ。
「こうした変化は好ましいものですが、過重な負担にならないよう注意が必要です。医師団が適切にコントロールされていることと思います」(出口さん)
2週間の海外訪問は雅子さまにとっても大きな挑戦だ。愛子さまの同行による“癒し”を期待する声もあるが……。
「両陛下の海外公務は一般的に国賓としての接遇を受けるため、愛子さまが同行されるハードルは現時点では高いかもしれません。しかし、もしご家族お三方での訪問が実現するなら、雅子さまにとって大きな支えになることは間違いないでしょう」(つげさん)
今年の3月には両陛下が岩手県と宮城県を訪問されることが発表されている。
「今年は東日本大震災から15年。昨年の“慰霊の旅”では愛子さまにその強い思いを継承したいという両陛下のご意向もあり、ご一家そろっての被災地訪問が実現しました。今回の訪問も、愛子さまも同行される方向で調整されているそうです。昨年、両陛下が愛子さまと長崎を訪問された際に、6年ぶりに雅子さまの2泊3日の日程が実現しました。愛子さまと共に成功体験を積み重ねることが、雅子さまの自信につながっているのかもしれません」(前出・皇室担当記者)
雅子さまの“満開スマイル”を今年も多く拝見できることを願ってやまない。
つげ のり子 西武文理大学非常勤講師。愛子さまご誕生以来、皇室番組に携わり、現在テレビ東京・BSテレ東で放送中の『皇室の窓』で構成を担当。著書に『素顔の美智子さま』など
