カジュアル衣料の大手「ユニクロ」が、国民的RPG『ドラゴンクエスト』(以下、ドラクエ)との初コラボレーションを発表し、Xで大きな話題となっている。
ユニクロ公式Xが公開したのは、ドラクエ誕生40周年を記念したUT(グラフィックTシャツ)。シリーズを象徴するスライムやキングスライム、作中に登場するモンスターなどをあしらったデザインで、カラーは緑・白・グレー・ネイビーの全4種。価格は1,990円で、4月下旬発売予定だ。
『ドラクエ』Tシャツの“配色”が物議
発表直後からXには、「全部ほしい……」「待ってた、これを!」「キングスライム可愛すぎて即決」と歓喜の声が相次いだ。
今回のコラボで特に評価されているのが、デザインの“使いやすさ”だ。「部屋着でも普段使いもできそう」「グレーのさりげなさがいい」「子どもとおそろいで着たい」など、幅広い世代を意識した落ち着いた仕上がりに好感を持つ声が目立つ。ドラクエは30代後半〜50代を中心に幅広い年代に根強い支持を誇るシリーズ。それだけに、「懐かしいけれど古く見えない」という絶妙なバランスが、多くのファンの心をつかんだようだ。
ただし、好評一色というわけではない。Xでは早くもカラーバリエーションに対する不満も上がっている。
「黒はあってほしかった」
「4種類じゃ全然足りない」
中でも議論を呼んだのが、『ドラゴンクエスト3』のパッケージビジュアルを胸元にあしらった緑色のTシャツだ。ファミコン版『ドラクエ3』のパッケージは、印象的なえんじ色を基調としていたことから、「緑はちょっと違う」「原作を尊重してほしかった」といった落胆の声も見られた。
この点について、ゲーム誌編集者はこう話す。
「初コラボということもあり、ファンの期待値がかなり高かった印象です。特に『ドラクエ3』は思い入れの強い人が多い作品なので、色味ひとつでも反応が大きくなる。すでに“人気すぎて買えなさそう”“転売が心配”という声も出ているだけに、もう一段踏み込んだカラー展開があれば、さらに満足度は高まったかもしれません」
今回のユニクロコラボがこれほど注目を集めている背景には、ドラクエが2026年5月にシリーズ40周年を迎えるという節目のタイミングも大きい。
1986年に第1作が発売されて以来、RPGというジャンルを日本に広く定着させてきたドラクエ。40周年イヤーに向け、各地で記念イベントやコラボ企画が相次いでいる。各地のアウトレットモールでの体験型イベントや、ルームウェアブランド「ジェラート ピケ」とのコラボ商品なども話題だ。新作やリメイク作品の動向にも、引き続き注目が集まっている。
発売までまだ時間があるにもかかわらず、大きな反響を呼んでいる今回のUT。Xではすでに、「スウェットも出してほしい」「キッズサイズやレディースサイズもぜひ」と、次の展開を期待する声も上がっている。
ユニクロ×ドラクエの“冒険”は、まだ始まったばかりだ。
