2月14日、東京・港区のグランドプリンス新高輪で、第75代横綱・大の里(25=二所ノ関部屋)の横綱昇進披露パーティーが盛大に執り行われた。披露宴には木原稔官房長官、日本相撲協会の八角理事長、横綱・豊昇龍(26=立浪部屋)、横綱審議委員会の池坊保子氏(元衆院議員・華道家)ら約2000人が出席し、角界の新たな顔役の門出を祝った。
史上最速の横綱が迎えた異例の2年連続披露宴
大の里は昨年5月の夏場所後、幕下付け出しから史上最速となる所要13場所で第75代横綱に昇進。昨年2月には同じ会場で大関昇進披露宴を開いており、2年連続での昇進パーティー開催は極めて異例のことだ。
大の里自身も「1年後にまた昇進披露をできるなんて想像していなかった」とコメント。披露宴の冒頭では「今後は稽古に精進し、横綱として力士の模範となるよう努めて参ります」とあいさつ。昇進後4場所で優勝は1回にとどまり、昨年11月場所では途中休場、今年初場所も10勝5敗と苦しんだだけに、この日の決意表明には覚悟が垣間見えた。
パーティーには芸能界からも続々参加し、GENERATIONS・数原龍友、湘南乃風・若旦那らが出席し、終盤に会場を沸かせたのは歌手・工藤静香(55)のサプライズ登場だった。大の里の師匠である二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)とおかみさんが工藤の大ファンであることから実現したもので、リクエストのあった『慟哭』『嵐の素顔』の2曲を熱唱し、約2000人の出席者を魅了。
「工藤静香さんの登場もあり、披露宴は終始盛り上がりを見せ、二所ノ関親方も『世代ではないけどファンなのでお願いした』と上機嫌だったようです。昨年のパーティーでは坂本冬美さんが『また君に恋してる』を披露していました。親方含め相撲界の人脈にはいつもびっくりさせられますね」(相撲ライター)
記念品がメルカリに出品されてしまう
披露宴の終了が報告されるとネット上では「工藤静香が来るって祝福の本気度が違う」「土俵の世界はストイックなのに、こういう場はちゃんと華やか」「大の里関の要望聞かないの?親方と嫁が喜ぶだけでは?」と、ファンからは様々な反応が寄せられた。
一方で物議を醸しているのは、披露宴出席者しか手に入らないであろう記念品の売買だ。大の里の名前が刻まれた木製の升(ます)をはじめ、カレー、タオル、うどん、日本酒、バッジなどがセットになった記念品が、翌日にはフリマアプリ「メルカリ」に複数出品された。価格は升単体で2000円台から、記念品フルセットで8000円~20000円程度で取引されている状況だ。
SNSでも《売る方も、買う方も、、、》《悲しい気持ちです》《めっちゃ豪華!羨ましすぎるわ》《相撲好きに贈りたくなるわ》と縁起物である記念品を即座に転売する行為に一部批判が見られるも、肯定的な意見も散見された。
「一場所一場所が勉強だと思う。たくさんの力をもらい、来場所に向けて頑張りたい」と春場所への意気込みを語った大の里。初場所では左肩痛に苦しみながらも15日間を皆勤して10勝5敗。横綱として求められる成績には届かなかったが、八角理事長が「これからが正念場」と述べた通り、真価が問われるのはこれからだ─。
