フード業界で昨今、話題になっているのが、フライドポテト専門店の増加。これまで肉料理やハンバーガーの脇役だった存在が、今や堂々の主役に昇格。新店オープンが相次いでいます。
「コロナ禍をきっかけにテイクアウトやフードトラックの需要が高まり、さらに現在は各地で訪日観光客が増加。手軽に食べられる食べ歩きニーズの拡大がブームを後押ししています」
と話すのは、日本フライドポテト協会アンバサダーを務めるポテ子さん(以下同)。
フラポテの進化と“深化”が止まらない!
じゃがいもの産地や品種を前面に打ち出したり、低温と高温で2度揚げするベルギー式製法を採用したりと、ひと手間かけた調理法が支持を集めているのだとか。
さらに人気を押し上げているのが、ソースやトッピングの多彩さ。こだわりの塩やマヨネーズ、スパイス系など、いわゆる“味変”が楽しめることで飽きにくく、リピーターを生みやすいポイントに。写真映えする盛りつけもSNSとの親和性が高く、話題性を高めています。
「物価高が続く中でも、数百円で得られる“ちょっとした贅沢”は心理的ハードルが低く、プチご褒美需要を的確につかんでいます。手頃さと非日常感を併せ持つフライドポテトは、今後いっそう“主役グルメ”の座に食い込んでくるのではないでしょうか」
ポテト関連イベントが注目されている!
2025年6月、横浜赤レンガ倉庫では日本一のフライドポテト店を決める大会「Japan French Fries Championship 2025」を開催。
さらに昨年は、ぐるなびと日本マッケイン・フーズ主催の「ポテ-1グランプリ」で、全国の飲食店100店舗がオリジナルフライドポテトメニューNo.1を競い合った。各種フェスやイベントでのフライドポテト店人気は、ますます過熱中。
zzz365 ジージーサンロクゴ[北海道ほか]
じゃがいもを365日以上低温で寝かせ、甘みを増幅
北海道・十勝の大地で育ち、1年以上かけて熟成された特別なじゃがいもを使用。甘みとうまみがぎゅっと詰まった素材を存分に生かし、“感動するフライドポテト”作りを実現。
『zzz365 Bivi新札幌店』
[住所]札幌市厚別区厚別中央1条6-3-3 Bivi 新札幌2F
[営業]ランチ/11:00〜14:30(LO)、ディナー/16:00〜18:30
[TEL]011-398-3319 [休日]なし
ベルギーフリッツスタンドbintje. ベルギーフリッツスタンドビンチェ[東京ほか]
極太カットでザクザク!!本場ベルギーの味
フライドポテト発祥の地・ベルギーの“フリッツ文化”を広めたいと誕生。鎌倉店や富士急ハイランド店もあり。
「ベルギーのビンチェ種という黄色いじゃがいもを使用。国内産とは違った味わいの品種なので、まずは揚げたてをディップなしで食べてみて。メッセージ付きのピックも可愛い」(ポテ子さん、以下同)
『ベルギーフリッツスタンドbintje. 秋葉原店』
[住所]千代田区外神田3-8-1 1F [営業]12:00~19:00
[HP]https://www.bintjejp.com [休日]不定休
pomme de terre ポム・ドゥ・テール[愛知]
夫婦2人で営む小さなフリッツ屋さん
「『ベルギー在住時に食べたフリッツが忘れられない!』と、ご夫婦で週末のみオープン。牛脂をまとった芋のうまみがダイレクトに感じられます」
ソルトのみで楽しんだら、自家製のsamouraiソース、自家製ガーリックマヨなどのソース(各100円)もお試しを。
[住所]岡崎市康生通東1-24 北側店舗
[営業]11:00~18:00(売り切れ次第閉店)
[Instagram]@pomme_de_terre_97 [休日]月~金曜日
DE FRITES STAAN デ フリッツ スターン[京都]
行列に並ぶ価値大!やみつきフリッツ
本場オランダの伝統的な製法を踏襲し、提供されているフリッツ専門店。
「『本当にスモールサイズ!?』と思うほどのボリューム感だけど、外カリッ、中ホク&トロリで手が止まらず、一気にペロリです。マヨネーズがかかっていますが、まずはついていないところから味わってみて」
[住所]京都市中京区中之町542-2
[営業]月~金曜11:30~22:00、 土・日・祝日11:00~22:00
[Instagram]@de_frites_staan [休日]不定休
じゃがいもFACTORY produced by NANAMIじゃがいもファクトリー プロデュースド バイ ななみ[北海道]
見映えヨシ、味ヨシのじゃがいも専門店
「55品種のじゃがいもを生産する、せたな町の農家『なな実』が直営する、北海道函館市のじゃがいも専門店。その55種類ものじゃがいもの特性を生かし、ランダムに加工して提供している『彩りフライドポテト』は必食! カラフルな見た目の良さに加え、それぞれの芋の味を食べ比べるのも楽しい」
[住所]函館市五稜郭町3-16[営業]11:00~15:00
[TEL]0138-83-5254 [休日]火・水・木曜日
asombroso! アソンブロッソ![北海道 ほか]
新千歳空港で大人気のポテト店
「北海道産のじゃがいものみを使用。おいしいのはもちろん、地域や環境にも配慮されている唯一無二のフライドポテト店。芋のうまみがとにかくすごい!新千歳空港店では旅の始まりからシメにもポテトが楽しめます」
全国9か所でのフードトラック販売も要チェック。
『asombroso! 新千歳空港店』
[住所]千歳市美々 新千歳空港ターミナルビル 2F
[営業]11:00~17:00 [TEL]080-4113-7369 [休日]不定休
新しいおいしさ!進化系ポテト店
今までにない個性派店を編集部がリサーチ。ひと味違うおいしさがクセになる!
BRUSSELS FRIES 新宿 ブリュッセルフライ[東京]
韓国発ベルギーフリッツが今、新しい
ベルギーのフライドポテト“フリッツ”が楽しめる、韓国国内で40店舗を展開する超人気店が、昨年12月に日本初出店。
カリッと揚げたアツアツのポテトに、コリアンBBQやスリラチャマヨ、コーンサラダといった、個性豊かなシーズニングやソースと自由に組み合わせられるのが魅力。
[住所]新宿区歌舞伎町2-41-12 泉ビル 1F [営業]12:00~21:00
[TEL]03-6273-8007 [休日]不定休
日比焼き芋 HIBIYAKIIMO TOKYO[東京]
さつまいものフライドポテトが秀逸
こちらはじゃがいもならぬ、さつまいものスイーツ&惣菜の専門店。
「全国やきいもグランプリ2025」チャンピオン、「さつまいも博」では2024&2023年人気投票第1位という実力派。さつまいものフライドポテトのほか、焼き芋や大学芋も見逃せない。
[住所]練馬区練馬3-17-1 [営業]11:00~18:00
[TEL]080-7497-4402 [休日]水曜日
カルビープラス 東京駅店[東京]
できたてポテトは格別のおいしさ!
ポテトスナックといえば、やっぱりカルビー。その“おいしい”と“たのしい”を体感できるアンテナショップでは、店内のミニ工場で作るできたて商品が楽しめる。大人気の「ポテりこ」が大きくなった「BIGポテりこ」など、ここでしか味わえないメニューも要チェック。
[住所]千代田区丸の内1-9-1 東京駅一番街B1 東京おかしランド内
[営業]9:00~21:00(ポテトチップスは9:00~19:30)
[TEL]03-6273-4341 [休日]不定休
ポテ子さんに聞きました! いつものポテトの味変テク
専門店にスグには行けない……そんなときには“味変”がおすすめ!「どれも手軽ながら、ファストフードや冷凍食品のポテトがワンランク上のおいしさに。ポテトは味つけコーティングされていないものを選んでみて」(ポテ子さん、以下同)
テク1:シーズニングスパイス
「おすすめはS&B SPICE&HERBシーズニングシリーズの“ローズマリーチキン”と“BBQ マスタードチキン”。使い切りサイズでお手頃価格。種類豊富なので好みの味を探すのも楽しい!」
テク2:昆布茶&青のり粉
「適量ずつ混ぜてポテトにふるだけで、ジャンクな印象が一変!ホッと和める、和風の優しい味わいに。昆布茶は好みで梅昆布茶に代えてもおいしいです」
テク3:ヨーグルトディルディップ
「材料は全部で3つのみ! ギリシャヨーグルト、フレッシュディル、チキンコンソメを適量ずつ混ぜるだけで完成。簡単なのにワンランク上のディップはヘルシーなのもうれしいポイント」
※表記の価格はすべて編集部調べ、税込み表示です。
教えてくれたのは……日本フライドポテト協会アンバサダー・ポテ子さん●不定期でフライドポテトのイベントを開催するなど、ポテトの魅力をSNSで発信。[Instagram:@potetoiiiotetop]
撮影/伊藤和幸 取材・文/松家寛子

