2025年7月にファンクラブ限定イベントで熱い歌声を披露した中森明菜/産経ビジュアル

 2月13日、『AKINA NAKAMORI LIVE TOUR 2026』が7月より開催されると発表された。

ファンイベントとディナーショーで6億円以上の売上

《久しぶりにみなさんに会いに行きます。喜んでもらえるセットリストをいま頑張って考えています》

 明菜によるコンサートツアーは、20年ぶりだという。

「明菜さんは2024年から、ファンクラブ会員限定で『ALDEA Bar at Tokyo』というイベントを年に数回ペースで開催していました。観客は食事やお酒を楽しみながら、ジャズアレンジされた明菜さんのヒット曲を生演奏で聴きつつ、さらに明菜さんによるフランクなMCトークも楽しめる着席式のライブです」(音楽業界関係者、以下同)

 会場は、東京・丸の内にあるライブレストラン『COTTON CLUB』で、客席は180席ほど。チケット代は税込みで7万8430円。

「明菜さんの生歌が聴けるという貴重なイベントなので、熱心なファンが毎回、集まっていました」

 2025年12月末には、東京ドームホテルとザ・リッツ・カールトン大阪で計8公演のディナーショーを開催。

「ディナーショーのチケット代は普通席で破格の9万円。最前列席だと9万5000円でしたが、1公演あたり500以上の席が完売しました」

中森明菜が出演したラジオでは楽曲秘話などが語られた(ミッツ公式インスタグラムより)

 2年間のファンクラブ限定イベントと昨年のディナーショーで、ざっと6億円以上を売り上げた明菜。しかし『ALDEA Bar at Tokyo』は2026年5月の開催で“終止符”を打つと伝えられたばかりだった。

「ファンクラブ会員には、今回がファイナルだと知らされていました。ただ“ポジティブなステップアップ”との説明もあったので何があるのかと期待していたら、今回のツアーが発表されたんです」(ファンの女性)

2026年7月にライブツアーを開催すると発表した中森明菜(公式ホームページより)

 ツアーは計5日間。初日の7月1日に開催される愛知の『Niterra日本特殊陶業市民会館フォレストホール』は、およそ2200席。大阪2日間の『フェスティバルホール』は約2700席。ラスト2日間の『東京国際フォーラム・ホールA』は5000席の規模となる。

市民ホール規模なら現実的

 明菜の“ステップアップ”について、音楽評論家の富澤一誠氏に話を聞いた。

「これまではファンクラブという、自分のことを見守ってくれる場所でやってきたわけです。そこで経験を積んで自信がつき、一般の観客に向けて範囲を広げていく段階に入ったのではないでしょうか。市民・県民ホールなどの数千人規模の会場なら現実的だと考えます

 今後の活動については、

まずは発表したツアーをしっかりと“完走”すること。そして、新曲をリリースすることでしょう。そこまで活動の幅を広げることができれば、よく頑張っているなという印象になります」(富澤氏)

2025年12月から配信中の中森明菜『MerryChristmas,MyHeart』(公式HPより)

 ファンクラブという“ホーム”で力を蓄えてきた明菜。

「今回のツアーでは、ステージ演出やセットリストの作成にも明菜さんが積極的に参加していくと伝えられています。2027年はデビュー45周年で、さらなるステップアップを目指しているのではないでしょうか」(前出・音楽業界関係者)

 昨年のディナーショーではMCで「アリーナ行くぞ!」と怪気炎を上げていた明菜。かつて時代を席巻した歌姫は、再び大きなステージへ歩み出そうとしている。