ミラノ・コルティナ冬季五輪で2月16日(日本時間17日)に行われたフィギュアスケートのペア・フリー競技で“りくりゅう”の愛称で知られる、木原龍一と三浦璃来ペアが金メダルを獲得し、話題を集めている。
2人の元ペアの胸中は…
「りくりゅうペアは158.13点の自己ベストを更新したほか、同種目での金メダル獲得は日本勢初の快挙となりました。これまでペアは日本のフィギュアスケートの弱点種目と呼ばれていましたが、その“負の歴史”を塗り替えた形です」(スポーツ紙記者)
ネット上でも称賛の声が相次いでいる。
《りくりゅうペアおめでとう!! りくさんの優勝決まった瞬間の信じられないみたいな呆然としたお顔が良かったです。感動しました》
《日本ペア史上初の金メダル。歴代世界最高得点の優勝! りくりゅう、おめでとう》
《りくりゅう金メダルおめでとう! 最高得点での優勝なんて凄すぎます!日本の誇りです。本当にお疲れ様でした》
今回の金メダル獲得は木原にとっては悲願というべきものだったと語るのはスポーツジャーナリストだ。
「木原さんはもともとシングルスケーターとしてキャリアをスタートさせていますが、2013年1月に正式にペア転向を表明します。これは日本が弱いとされていたペア競技で本気でメダルを獲りにゆく覚悟の現れでもありました」
木原はジュニア時代からお互いを知る高橋成美とペアを組み、2014年のロシアのソチオリンピックに挑むが、結果は芳しくなかった。
「団体戦では18位の成績にとどまりました。木原さんは2014-2015シーズン限りで高橋さんとのペアを解消し、須崎海羽さんと新たなペアを結成します。2018年の韓国の平昌オリンピックでは須崎さんとともに出場しますが、こちらも21位と苦戦します。2019年に9歳下の三浦璃来さんとペアを組み、2022年の中国の北京オリンピックで日本初となる7位入賞を果たし、今大会の金メダル獲得へつながりました」(前出・スポーツジャーナリスト、以下同)
NHKのインタビューでは、かつてペアを組んでいた高橋が聞き手を務める場面も見られた。
「木原さんは、涙ぐみながら高橋さんに感謝の言葉を述べていました。木原さんとしても今回の金メダルは多くの人々に支えられながら、獲得したものという意識が強いのでしょう。高橋さんが『りくちゃん、ありがとうね』と三浦さんにあたたかい言葉をかけていたのも印象的でした。二番目のパートナーだった須崎海羽さんも、17日、Instagramのストーリーズを更新。くりゅうペアの金メダル獲得を伝える国際スケート連盟の写真だけをアップしており、祝福モードを見せています」
今回の金メダル獲得は、木原の元パートナーたちにとっても悲願だったに違いない。
