昨年11月、日本中の注目を浴びた愛子さま初の海外単独訪問。訪問先となったラオスでの一挙手一投足は詳細に報じられ、誰の目にも「大成功」と映る国際親善デビューを飾った。
愛子さまが語ったラオスへの感謝
「大きな話題を呼んだ愛子さまのラオス訪問ですが、今年1月28日に愛子さまが駐日ラオス大使館を訪問される様子が、同大使館のSNSに掲載されました。宮内庁の『ご日程』には『ご臨席(駐日ラオス大使同令夫人主催夕食会)』と記載があるのみ。宮内庁が近年力を入れているInstagramには当日のご様子は投稿されず、メディアでの報道もほとんどありませんでした」
こうした愛子さまの控え目なご姿勢に対し、SNSでは称賛の声が寄せられる一方、詳細が明かされないことに疑問も抱く人も。ベールに包まれた夕食会の様子について、駐日ラオス特命全権大使のアンパイ・キンダヴォン閣下が本誌の取材に応じた。
「夕食会は、愛子さまのラオスご訪問の成功をお祝いするために開催され、駐日ラオス大使館、日本の外務省、宮内庁の緊密な連携のもとで準備が進められました。最初に愛子さまのご健康、ご繁栄、そして崇高なお務めのご成功を祈るバーシー式(幸運を祈る伝統儀式)が行われ、その後、愛子さまを主賓とする夕食会を催しました」(以下、アンパイ大使)
当日、愛子さまは昨年のラオス訪問時にお召しになったものと同様の伝統衣装を着用されたが、そこには新たなアレンジが加えられていた。
「大使館ご訪問の際に愛子さまがお召しになったショール(パービアン)は、我々夫婦からお贈りさせていただきました。このパービアンにはナーガ(龍蛇)の文様があしらわれており、2023年にユネスコの無形文化遺産にも登録された伝統的なデザインです」
当日の会話はラオス語と日本語の両方で行われ、天皇陛下の思い出話も出たという。
「天皇陛下(当時皇太子殿下)が2012年にラオスを公式訪問されたこと、また秋篠宮さまご夫妻が1999年と2001年に訪問されたことについてお話ししました。
愛子さまは、訪問中にラオス政府およびラオス国民から寄せられた温かく丁重なおもてなしに対し、心からの感謝を述べられました。また、『ラオス訪問は美しい思い出と深い感銘に満ちたものであった』と語られ、両国間の交流の発展と深化に貢献できたことへの喜びについてもお伝えいただきました」
大使館に届いた『愛子さまの足跡をたどりたい』の声
思い出話に花が咲いた晩餐会。テーブルにはラオス料理が次々と並び、愛子さまも懐かしい味を楽しまれたようだ。
「メニューは、前菜として川海苔の素揚げや豚肉の唐揚げ、ラオス風ポークソーセージが、メインには蒸し野菜ときゅうりが添えられた鴨肉のラープなどが供され、デザートにはかぼちゃとさつまいものサゴ入りココナッツミルク煮がラオス茶とともに供されました。
愛子さまは『お食事がとても美味しかった』とおっしゃっていただき、大使館の歓迎に深く感銘を受けられた様子でした」
今回の訪問は、ご縁を一度で終わらせずに温め続ける“愛子さまスタイル”が垣間見えた瞬間でもあった。アンパイ閣下は昨年の訪問後の影響についてこう振り返る。
「ご訪問後、日本の方々から、愛子さまに対するラオス側の歓迎に対する感謝の手紙やメールが大使館へ多く寄せられました。さらに、多くの方々が『愛子さまの足跡をたどりたい』とラオス訪問への新たな関心を示してくださっているのです」
こうした日本での反応は、ラオス本国へも届いているという。
「ラオス国民は、愛子さまのラオスご訪問を大変喜んでいます。外交関係樹立70周年、および青年海外協力隊派遣60周年を祝う象徴的な歩みとなり、両国の協力関係をいっそう強固なものにしてくださいました。
また、愛子さまがラオスの伝統衣装をお召しになり、世界遺産の街ルアンパバーンをご訪問されたことは、日本・ラオス両国民の有意義な文化交流の促進にもつながったと確信しています」
帰国後も変わらぬ敬意と慈しみを持って、現地の文化とご縁を大切にされるお姿は国境を越えて人々の心を動かしている――。
