逮捕された広島・羽月隆太郎容疑者

 2025年12月に広島市内の自宅で指定薬物の「エトミデート」を使用、いわゆる“ゾンビたばこ”を吸引したとして逮捕、2月17日に医薬品医療機器法違反の罪で起訴された広島東洋カープ・羽月隆太郎被告(25)。逮捕から約3週間、2月18日に保釈された

 当初は「使った覚えはない」と容疑を否認していた羽月被告だが、尿検査での陽性反応に加えて吸引器具なども押収された事実を突きつけられたためか、その後の取り調べで“完落ち”。容疑を認めた現在、常習性や入手ルートの捜査も進められている。

 広島中央警察署から保釈された様子は、RCC中国放送やテレビ新広島といった地元ローカル局を中心に伝えられた。今季年俸は3100万円だけに保釈金300万円を捻出できたようだが、羽月被告の姿に違和感を覚える視聴者もいたよう。Xでも、

《羽月君はなぁ 服がアカンわ》
《羽月保釈されたけどなんであんな格好なん?普通スーツちゃうん?》
《芸能人が保釈される時ってパフォーマンスでもスーツ着て髪も黒に戻してってイメージだけど》

 待ち構えた報道陣に深々と頭を下げて、弁護士と思われる男性に促されて無言で車に乗った羽月被告。疑問の声が上がったのは、ブラウンのロングコートに身を包み、ダボダボ系パンツに足元はゴツめの白いスニーカー。そして茶髪混じりで伸びた髪型の“私服”スタイルだった。

黒スーツは芸能人の“反省スタイル”

 それもそのはず、“この手”のニュース報道で見慣れているのは、不祥事で逮捕された芸能人の姿。例えば近々では2025年10月、公然わいせつの疑いで逮捕、送検されたSTARTO ENTERTAINMENTのグループ『Aぇ!group』元メンバー・草間リチャード敬太(30)。釈放時には黒スーツを着て、号泣しながらカメラを前に2度頭を下げた。

 2025年9月には、麻薬取締法違反で起訴された俳優の清水尋也(26)も、保釈金200万円を納付して保釈された際には黒スーツを着用。腰を90度曲げて深々と謝罪した。

 そして2025年4月、傷害の疑いで逮捕(のちに不起訴)されていた広末涼子(45)も、釈放時には黒いパンツスーツを着こなした。このように保釈、釈放時には黒スーツで謝罪するのが、お決まりの“反省スタイル”として印象付けられているのだろう。

広島東洋カープのチームメイトと酒盛りする羽月隆太郎容疑者(公式インスタグラムより)

 そんな中での羽月被告のチャラめな“反省スタイル”だ。

《誰も黒スーツ届けてくれなかったんやな、って》
《羽月の保釈、誰もスーツを差し入れてくれなかったとか言われてて泣ける》
《羽月さん誰かスーツ用意してくれる人いなかったんかな? こうゆう時球団は面倒見ないんかな?》

 Xでは、羽月被告が黒スーツを着用しなかった理由を、球団も含めて、サポートする関係者が皆無だったのでは、との声も上がっている。関西球団を中心に取材するスポーツライターによると、

「昨年に羽月が110番通報されて警察沙汰になった際、本人は球団に報告しておらず、チーム関係者もキャンプイン直前の逮捕は寝耳に水だったと聞きます。またマツダスタジアムや練習場にも家宅捜査が入ったことで、自主トレ中の選手や現場スタッフにも迷惑をかけてしまった。

 すでに球団は野球活動停止の処分を下し、起訴された際には“契約解除”の判断もありうると目されていました。現時点で、球団によるサポートはないと見られます」

NPBコミッショナーも「誠に遺憾」

 羽月被告が起訴された17日、NPB(日本野球機構)も公式サイトにて、【事実を大変重く受け止めており、誠に遺憾に思います。】との榊󠄀原定征コミッショナー(82)のコメントを発表。もはやカープだけにとどまらず、日本球界を巻き込む“重大案件”ともされている。

「そもそも黒スーツを着て“反省”アピールするのは、タレントイメージを少しでも回復したい、芸能界復帰のためのパフォーマンスとの見方が強い。羽月は見た目ではなくプレーで稼ぐ野球選手のため、そういった“見られ方”をする概念がないのかもしれません。

 とはいえ25歳の社会人として、子どもが憧れるプロ野球選手としての自覚がないように見えるのも確か。おそらく逮捕時の服装のままと見ますが、そもそもグラウンド外での振る舞いを注意してくれる人がいたのならば、ソンビたばこに手を出すこともなかったのでしょうが」(前出・スポーツライター)

 本人は軽い気持ちで手を出したのかもしれないが、保釈された今、全てを失いかねない状況に置かれていることを心底後悔、反省している頃だろう。