2月19日、JR東日本のある発表に一部から疑問の声が寄せられている。
ペンギンは絵本作家さんの創作
「交通系ICカードのキャラクターとして使われている『ペンギン』に代わる新キャラクターを決めるため、今月中に選考委員会を発足させるというのです」(交通ジャーナリスト、以下同)
このペンギンは正式名称こそないが、「Suicaのペンギン」としてCMなどでも露出し、首都圏ではおなじみの存在。2001年、Suica開始とともに、絵本作家の坂崎千春さんが手がけていたキャラクターを採用し、PRに一役買ってきた。
「昨年11月の時点で新キャラクターになることはアナウンスされていましたが、今回あらためて選考委員会の立ち上げが発表され、再び注目を集めた形です」
ペンギンの無情な“リストラ”とともに、委員会の顔ぶれにも波紋が広がる。
「放送作家の小山薫堂氏、モデルの市川紗椰さん、篠原ともえさん、キャラクターデザイナーのきはらようすけ氏、クリエイティブディレクターの水野学氏です」
これに対しXでは、《だめだこりゃ 全員クリエイターで、観る側消費者側がいない》と全員の適性に対する指摘や、鉄オタとして知られる市川に《鉄道おたくなら他にも適任がいる気がする》、さらに最近はデザイナーとしても活躍する篠原にも《なんで篠原ともえとか訳のわからない人に頼んだの》といった意見が。納得のいかないユーザーもいるようだ。
「なんとなく“顔が利く”人を集めた感じですよね。雑多な人選は、『新語・流行語大賞』の選考委員にも似た印象を受けます」
そもそもペンギンの“卒業”に対しても、《ここまで愛され定着したキャラクターを変更するのって何でなの?》と不満があることも事実だ。
「昨年11月には『Suicaの機能充実に伴い起用を終える』と説明していましたが、区切りとしては不明瞭すぎる。JR東日本はこれまで坂崎さんに莫大な使用料を支払ってきたはずで、それがひっ迫している可能性もありますね。今後は自社独自のキャラでビジネス展開を狙っているのかもしれません。選考委員会の座長を務める小山氏は、商品売り上げ累計1.5兆円を誇る大人気キャラクター『くまモン』の生みの親なので、そのあたりも期待されているのかもしれません」
選考方法も波紋を呼んでいる。
「委員会が指名した若手クリエイターが原案を3案制作し、夏に一般投票。最多得票のキャラを11月に発表し、2027年4月デビュー予定だといいます」
しかしXでは、《候補はすでに決まっていて、話題づくりのためですかね》と不信感も根強い。その背景にはJR東日本の“前科”がある。2020年開業の「高輪ゲートウェイ駅」命名騒動だ。
「新駅の駅名を決めるために公募した結果、1位が8398票の『高輪』だったにもかかわらず、JR東日本の独断で130位・36票の『高輪ゲートウェイ』が採用され、出来レース疑惑が浮上。ネットで反対署名まで起きました」
Suicaの白黒ペンギンのように、今回の新キャラ選考も白黒ハッキリとした“納得の結論”が示されるのか、注目が集まっている。
