“雲隠れ”状態のれいわ新選組・山本太郎代表

【正直に言います。代表から打診があった際、一瞬で全身火あぶりにされたような心境でした】

 れいわ新選組の参議院議員・奥田芙美代氏(ふみよ、48)が2月17日にXを更新。前日に自身が共同代表とする人事を受け、“火あぶり”との物々しい表現で心境を表した。打診した「代表」とは当然、れいわ代表の山本太郎氏(51)だ。

 先の衆院選では、公示前の8議席からわずか1議席と大幅に議席を失ったれいわ。しかも、その1議席も自民党の比例区候補者が足りなかったことで、各党に議席が振り分けられた“おこぼれ”復活。実質ゼロの惨敗と言えよう。

 れいわ壊滅の一因とされるのが、選挙戦で幾度となく高市早苗首相(64)批判を繰り返して噛みつき続けた大石晃子共同代表(あきこ、48)。「実感として山本太郎の力は大きかった」と自らの力不足を振り返りつつも、「解散自体が不当」などと敗戦してもなお、自民批判は止まらなかった。

 自身も大阪5区で落選、比例復活も叶わずに“タダの人”になった大石氏。“党の顔”でもある共同代表が“無職”では支援者への示しもつかないのか、白羽の矢が立った現参院議員の奥田氏。しかし腑に落ちないのが、彼女が言う「悪魔合体した国会村」に送り込んだ山本代表の現状だ。

死ぬ前に言いたいこと全部言うぞ

 2026年1月に党公式YouTubeチャンネルにて「多発性骨髄腫の一歩手前と診断された」として参院議員の辞職、無期限の活動停止を表明。ところが代表職には留まり、衆院選でも選挙戦を仕切る選挙対策委員長を務めた

「“れいわは他党の悪口ばっかり言ってる”? それが何なんですか。俺たちがやってるのは学級会じゃない。国権の最高機関で、国民を裏切り続けてる者たちの事実を国民に知って頂くために、事実関係を皆さんにお伝えしているだけです」

 2月6日には大阪入りし、大石共同代表の応援演説に立った山本代表。集まったれいわ支援者を前にして「死ぬ前に言いたいこと全部言うたんぞ、ほんまに!」と声を張り上げ、変わらず元気に与党批判に勤しんだのだが……。

奥田ふみよ共同代表ら、新体制が発表されたれいわ新選組(公式インスタグラムより)

 2月8日のれいわ開票センターに着席したのは大石氏と、同じく当時の共同代表だった櫛渕万里氏(くしぶち、58)のみ。選挙戦を指示した山本氏は最後まで姿を見せることなく、また敗戦の責任を取ることもなく、以後は全ての発信を止めて“ダンマリ”を続けているのだ。

 そんなれいわ執行部に【「山本太郎氏」と「大石あきこ氏」に物申す。】とXにて苦言を呈した人物がいる。衆院選で中道改革連合から出馬するも落選した前衆院議員・多ケ谷亮氏(たがや、57)だ。2021年、24年の衆院選では、れいわで比例当選した“元身内”でもある。

政治は金儲けではありません

【先ず貴方や山本太郎がやるべきことは選挙の大敗の責任を取る事】
【とにかくお金大好き(献金命)な印象しかありません。政治は金儲けではありません。支援者を騙すのはやめて下さい。】
【皆さん苦しんでいますよ。身近な人達を救えない組織に民は救えない。あなた方こそ茶番そのものです。】

 れいわの“内部暴露”にも近い多ケ谷氏の批判投稿だったが、これに大石氏は2月18日の会見で「いたずらに批判し合いは本位でない」と古巣批判をする、かつての同胞に対していつもような猛反発をすることなく、意外にも冷静な対応に務めた。

 また投稿でも名前が出された奥田氏は【事実無根のデマを垂れ流しするのはお辞めください】とXで反論するも、大石氏と同様、それ以上の口撃を仕掛けることはなかった。

 2月18日、東京・池袋駅西口で行われた街宣活動に集結した大勢のれいわ支援者。彼らの前に登壇したのは大石氏に奥田氏、伊勢崎賢治副代表(68)と“ゾンビ復活”した衆院議員・山本譲司幹事長(ジョージ、63)ら新体制の面々。

 背後には「消費税は廃止!」との文句が掲げられた、れいわ街宣車に大きく貼り出せれた顔写真の山本代表が見守っていたが、やはり何も語ることはなかった。