元TOKIOの松岡昌宏と城島茂

 日本テレビは2月16日に定例社長会見を行い、『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系、以下DASH)に出演していた元TOKIOの松岡昌宏と城島茂に対し、同局の福田博之社長が直接面会し、謝罪したことを明らかにした。

松岡昌宏の怒りと降板

TOKIO・松岡昌宏(2020年)

 松岡は13日に所属事務所のホームページで、『DASH』からの降板をすでに発表。また、15日には城島が個人事務所のホームページで、同番組への出演継続を発表したばかりだった。

「騒動の発端は昨年6月に日テレ側が元TOKIOの国分太一さんにコンプライアンス違反があったとして『DASH』から降板させたことです。松岡さんと城島さんはその後も継続して出演していましたが、昨年12月に突如、松岡さんが雑誌の直撃取材に応じるかたちで、降板手続きの仕方やメンバーに説明すらないことが、日テレのコンプライアンス違反ではないかと怒りを露わにしたのです」(スポーツ紙記者)

 松岡の“怒り”が報じられたのは、昨年11月下旬に国分が代理人弁護士とともに謝罪会見をした直後のこと。そんなタイミングだけに、ファンや視聴者の怒りは、一気に日本テレビへ向けられることとなった。

 ある日本テレビ関係者は、騒動の顛末をこのように語る。

「TOKIOありきの番組だったはずなのに、上層部はそう思っていなかったんでしょうね。国分さんや松岡さん、城島さんへの対応を見てもそれは明らかでしょう。そりゃ、番組を30年以上支えてきた松岡さんが怒るのも無理はないですよ。うちにとっては『笑点』から始まる“鉄壁”とも言われた日曜日夜のラインナップは絶対に変えたくない。

 ですが、松岡さんの暴露により、ファンからも〈TOKIOがいなければ『鉄腕DASH』じゃない〉なんて声が巻き上がった。局としては番組を終わらせるなんて考えてもいなかったのに、急に終了危機になってしまったのです。上層部が焦ったのも当然ですよ」

日テレのドル箱番組

日本テレビ社屋

『笑点』から始まり、『真相報道 バンキシャ!』、『DASH』そして国民的番組といわれる『世界の果てまでイッテQ!』(以下イッテQ)までは、民放トップの視聴率を誇り、まさに“日テレのドル箱”と言っても過言ではない。

「日曜日の夜は家族団らんの時間ですから、CM出稿料は平日よりハネ上がる。そこでトップを維持しているこれらの番組は、まさに日テレにとって生命線なんです。それだけに『イッテQ』につながる『DASH』を終わらせるわけにはいかない。

 松岡さんは降板されましたが、城島さんに残ってもらえたのは、局にとっては本当に大きかった。TOKIOのメンバーがいなくなったら、番組は終わっていたと思います……」(別の日本テレビ関係者)

 継続を決めた理由について、城島は「多くの方々から授かった知恵と志は、私にとっての礎です。それらを自分たちの世代がしっかりと胸に刻み、次の世代へとつないでいくことは、長く関わってきた者としての責務であると認識しております」と、公式サイトの中で語っている。

「TOKIOの番組を終わらせてはいけないという思いはもちろんですが、城島さんはお子さんもまだ小さいですし、ゴールデンタイムのレギュラーを失ってしまうというのは、さすがに厳しい部分もある。いろいろ思うところはありつつも、最終的には続けるという判断をしたのでしょう」(芸能プロ関係者)

 城島の漢気(おとこぎ)で、番組終了の危機を乗り越えた『DASH』。これから後輩たちと一緒にどんな番組を作っていくのか、期待が高まる。