昨年行われた『M-1グランプリ』で決勝初進出ながら、準優勝に輝いたお笑いコンビ「ドンデコルテ」。
1月24日に東京・渋谷よしもと漫才劇場にて開催された『ドンデコルテ第九回単独ライブ「こびりつく」』の配信チケットの販売数が1万枚を突破。同劇場で行われたライブ配信としては、歴代最高の枚数となる。
丁寧な暮らしが「メロすぎる」と女性ファンが急増
吉本興業芸人の配信ライブでの歴代最高は、2021年に「かまいたち」が東京・池袋「harevutai」で行った単独ライブ『ON THE WAY』の約1万8547枚。
しかしテレビで見ない日はない「かまいたち」と違い、『M-1グランプリ』で知ったという人も少なくない「ドンデコルテ」の配信チケットがここまで伸びたのは何故なのか。
お笑いライターは「熱心なお笑いファンではない層に刺さったのが大きい」と分析する。
「2024年の『M-1グランプリ』で準決勝に進み、敗者復活戦が地上波でも放送されたことでお笑いファンの間では注目されていましたが、ボケ担当・銀次さんの独演会スタイルが中高年のサブカル好きの間で“テレビで流せる鳥肌実”と話題になったんです。普段、お笑いライブに足を運ばない中高年も配信チケットを多く買ったようですね」
鳥肌実といえば軍歌をバックにオールバック&サングラス姿の“カリスマ”キャラで演説をするという唯一無二のスタイルで、1990年代後半から2000年代前半に支持を集めたカルト芸人。
「当時、鳥肌さんのファンだった人は40代〜50代で比較的お金に余裕のある世代ですからね。『ドンデコルテ』単独の配信チケットは1300円。お笑いライブの中でも比較的安価だったことで、彼らに興味を持ったばかりの人でも気軽に払える金額だったことも大きいでしょう」(同・お笑いライター、以下同)
ボケ担当の渡辺銀次はピンで『R-1グランプリ』でも決勝進出を果たしているが、人気が急上昇している理由はほかにも。
「銀次さんは“益々荘”と呼ばれる、同期で『キングオブコント』で準優勝した『カゲヤマ』益田康平さんの実家に居候しています。その“益々荘”のYouTubeチャンネルで公開された“銀次チャーハン”を作る様子や衣装を丁寧にアイロンがけする姿が、“メロすぎる”と女性ファンが急増しているんです。ブレイク前から丁寧な暮らしをする姿が“支援したい!”と思わせるみたいなので、銀次さんに“課金したい”層も多く購入したのでは」
以前は東京吉本の名ツッコミとしてお笑いファンに知られていた銀次だが、小橋の提案でボケ担当に転身したという経緯がある。
「そのため最近は“銀次さんの才能を開花させてくれてありがとう”と、小橋さんの評価も高まっています。ちなみに小橋さんの実兄は別の事務所で『魂ず』というコンビで活動していたり、実家は地元の沖縄で有名なエロ本店などイジりポイントが多い(笑)。今年はコンビ揃ってテレビで見る機会が増加するでしょうね」
単独ライブの大反響を受け、配信チケットの販売期間を2月21日12時まで再々延長することが決定。貧困をネタにしている2人だが、配信ライブバブルでキャラ変する日も近いかも?
