大相撲春場所の新番付が発表された(=エディオンアリーナ大阪、3月8日初日)。
新小結に昇進したのは、先場所優勝決定戦で大関・安青錦(安治川部屋)に敗れたものの、12勝3敗で敢闘賞を受賞した、静岡県熱海市出身の熱海富士(伊勢ヶ濱部屋)だ。静岡県出身では1930年の天竜以来、実に96年ぶりの新三役の誕生となる。
サッカー王国・静岡から三役誕生
大阪の宿舎近くで会見した熱海富士は、
「出身地の“静岡”という文字も大きくなってうれしいなと思います。皆さんが応援してくれるおかげでこうして上がれたので、感謝したい」
と、自身の四股名とともに大きく番付に書かれた「静岡」の文字を見て頬を緩ませた。
「いま、熱海の街では“あたみん”こと熱海富士の話題で持ちきりです。静岡は清水エスパルスやジュビロ磐田があるようにサッカー王国としては有名ですが、相撲界では長らく三役力士が不在でした。熱海富士は入門後わずか2年で初入幕を果たし、さらに今回は96年ぶりの快挙、まさに地元のスターです」
というのは、長年相撲を取材しているフリーの相撲ライター。
熱海富士が新入幕を果たした当時、市は横断幕や写真パネルなどを展示し積極的に応援。今回の新三役昇進のニュースには「熱海市としてもこの上ない慶びであり、大きな誇りであります」と、熱海市のホームページで市長がコメントを掲載。
また地元の人気スイーツ『熱海プリン』(フジノネ)水野正広社長が、23年の秋場所前に熱海プリンの化粧まわしを贈呈し話題になったことも。
熱海富士はニコニコお肉系男子
「牛のイラストが描かれた牛乳瓶入りの熱海プリンは行列の絶えない人気スイーツ店の商品で、熱海富士自身も大好物のようです。
初場所中は本場所限定で“特製カラメルシロップ付き”のプリンに熱海富士の名前が書かれた短冊付きで販売していました。今回の昇進にプリンファンと熱海富士ファンが反応し“昇進プリン出してほしい”“お祝いにプリン食べに行かなきゃ”との声が上がっています」(同前)
人気はそれだけではない。相撲女子と言われる“スー女”たちを虜にしているのは、笑うと“くしゃっ”となる、そのまんまる笑顔だという。
先日行われたNHK福祉大相撲ではSTU48と『恋するフォーチュンクッキー』を振り付け付きで歌唱した際、Xでは「かわいいしかない」と話題になった。
「母子家庭で育った熱海富士は、早くお母さんを楽にさせたいと言って相撲界に入門しました。小学生ですでに100キロを超え、まさに“お肉系男子”。最近は“何もしなくても体重が増える”との悩みを抱えているようですが、趣味は“美味しいもの巡り”のようです(笑)。お母さん思い、かわいい笑顔、お肉系男子、そしてプリン好き。見た目のかわいさはキャラクター級ですし、好かれる要素しかないと思いますよ」(同前)
187センチ、 195キロは幕内最重量クラス。熱海市民は優勝、さらには横綱昇進パレードを待ち望んでいる。春場所にも期待!
