プロ野球シーズン到来を前に、各出版社から発売されるのが、いわゆる「選手名鑑」だ。セ・リーグ、パ・リーグ全12球団の選手データや昨季成績、各種記録が網羅されたファン必携の一冊である。
分類学的にはどちらでもOK?
「ここで話題となっているのが、福岡ソフトバンクホークスについて記された、ある“誤植”です」(スポーツライター、以下同)
一般Xユーザーが、《買った選手名鑑に間違ってはならない誤植が、、、寮の名前》というポストとともに写真を投稿。そこに“ありえないミス”が写っていたのだ。
「昨年の勝敗や勝率、観客動員数など詳細なデータが掲載されているのですが、『会社名』『創立年』『オーナー』『会長』といった球団プロフィール欄の中に『合宿』という項目がありました。そこにソフトバンクの寮の住所とともに名称が載っていたのですが、寮の名前が『若鷲(わかわし)寮』となっていたのです」
ソフトバンクの正式名称は福岡ソフトバンクホークス。ホークスは「鷲」ではなく、「鷹」なのだ。「鷲」だとイヌワシをマスコットとする東北楽天ゴールデンイーグルスと勘違いされても仕方がない。
この投稿は4300件超の“いいね”、450件以上リポストされ拡散。コメント欄には、
《あれ?仙台と合併しましたっけ?》
《え、楽天と共同寮にしたの!?》
といった皮肉めいたツッコミや、
《ギリセーフ》という投稿には、「大きければワシ、小さければタカと慣例的に呼び分けているだけで、分類学的にはどちらも同じタカ科の鳥」という画像付き解説も寄せられた。
だが、これに対して、
《鷹とか鷲とか生き物的問題ではなく施設の固有名詞ですから間違えたらイケナイ》
という“正論”もあり、受け止め方はさまざまだ。
「“誤植”が確認できたのは、ミライカナイ刊『プロ野球12球団全選手カラー百科名鑑2026』です。他の宝島社『プロ野球パーフェクトデータ選手名鑑2026』や、ベースボール・マガジン社『2026プロ野球全選手カラー写真名鑑&パーフェクトDATA BOOK』では、正しく『若鷹寮』と表記されています。
この若手選手寮は、2016年3月15日に竣工した『HAWKSベースボールパーク筑後』の一部としてオープン。すでに10年近い歴史を重ねている施設です。過去の文字をそのまま掲載すれば済むはずなのに、なぜこのようなミスが起きたのかは謎です……」
もっとも、話題になったことで“レア本”としての価値が出る可能性も。ファンにとっては、思わぬ“珍品”となったようだ。
