左から麻生太郎氏、岸田文雄氏

「森下千里さんや丸川珠代夫妻に当確が出たときは“マジか”と思いましたよ。彼女たちのような議員まで当選させてしまうほど、自民党の人気はすごいのかと」

 旧立憲民主党の落選議員が素直な胸の内を漏らした。

 2月8日に投開票が行われた衆議院選挙では、自民党が単独で3分の2以上の議席を獲得するという歴史的勝利を収めた。その裏で「なぜこの人が?」と思われる議員を生み出したのも事実。当選したものの、女性有権者たちから能力や資質を疑問視されているのは誰なのか。

復活の“パワハラ議員”

 まずは10位から。

「党首以外、顔も名前も知らないから」(埼玉県・42歳)、「誰が支持しているんですか?」(福岡県・55歳)

 衆議院の議席ゼロから11議席を獲得、大躍進を遂げた「チームみらい」高山聡史幹事長が10位に。消費税ゼロではなく、社会保険料の引き下げを訴え若い層を中心に支持された、チームみらいだが─。

安野貴博党首以外、顔も名前も知らない人ばかりという印象。高山幹事長に至っては、当選した後に社会保障費と社会保険料の違いもわからなかったことが発覚。さらに選挙中に選挙カーが接触事故を起こしていた際に“何かに当たっていることに誰も気づかず”と答えて炎上しています。

 チームみらいへの期待から当選したチルドレンたちに対して不信の声はもちろん、チームみらいという政党自体が何を目指しているのかわからない」(政治ジャーナリスト、以下同)

 この人たちには未来を描けない?

豊田真由子氏

「禊は済んだのでしょうか」(大阪府・51歳)、「“このハゲー”が忘れられない」(長野県・42歳)

 9位は、元自民党の豊田真由子議員。'17年、自民党の衆議院議員時代に政策秘書を大声で罵倒するパワハラ言動が問題となり政界を離れたが、約10年の時を経て参政党から返り咲いた。

「秘書を罵倒したとされる“このハゲー、違うだろ、違うだろー!”の音声は多くの人の耳について離れないと思うので、このランクインも仕方ないと思うのですが、豊田さんの志を知っている人たちからは評価が高い。そもそも豊田さんが政界を志したのは優秀だった同級生がヤングケアラーで進学を諦めた姿を見たからだといいます。政治信条を貫いてほしい

 老害議員に罵声を浴びせてほしい? 

 そして、

「おにぎりのインパクトが忘れられない」(茨城県・26歳)、「日本をダメにした」(茨城県・21歳)

 石破茂前首相が8位に。食事マナーの悪さが批判されたが、首相辞任後は評価が上がっている一面も。

高市政権に苦言を呈しており、今の政府に危機感を覚えている層からは支持を得ています。おにぎりをきれいに食べる姿もYouTubeで公開していました」

高支持率のはずの現首相にも批判が

 石破氏を上回ったのは、かつて自民党総裁選を争ったライバル。

「構文とかで遊ばれてる場合じゃない」(神奈川県・36歳)、「この人の父親が日本をダメにした」(山梨県・50歳)

 小泉進次郎防衛大臣が7位に選ばれた。

郵政民営化などを進めた小泉純一郎元首相と竹中平蔵元総務大臣は、今では日本経済を低迷させた張本人といわれる。当時の小泉ブームの熱に浮かされた反省の意味も込めて息子の進次郎さんが嫌われている気もします。進次郎さん自身の政治信条がいつまでたっても見えてこないというのもあると思うのですが」

 フォーエバーラブとはならないようだ。6位は、

18日、首相官邸で会見を開いた高市早苗内閣総理大臣(撮影/JMPA)

「こんな時期に身勝手な理由で選挙するなんて」(北海道・32歳)、「中国との関係を悪化させる必要ある?」(山口県・41歳)

 大人気のはずの高市早苗首相がランクイン。

「今回の衆院選は身勝手と捉えられても仕方ないし、改憲で戦争へと突き進むイメージを持たれてしまった。違うなら違うできちんと表明すべきだし、初の女性首相だと喜ばれていたけれどこのままでは女の皮をかぶった“名誉男性”のよう」

 誰のほうを向いて働いて働いて働いているのだろうか。

「裏金議員が恥を知れ!」(埼玉県・47歳)、「実績がないうえに世間知らず」(宮城県・52歳)

 元テレビ朝日アナウンサーの丸川珠代氏が5位に。参議院から鞍替え出馬した'24年の衆院選では裏金事件をめぐり政治資金の不記載が指摘された1人として党公認は得たものの、比例重複が認められず、敗北。約1年4か月ぶりに国政復帰を果たしたが─。

「丸川さんは初当選した'07年当時、住民登録が遅れて選挙権を持っていなかったり、今回の裏金も“お預かりしている感覚だった”と常識はずれなイメージが拭えない。そんな世間ずれした感覚で庶民の暮らしを守っていけるのか」

『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日系)出演時の、聡明なイメージは今どこに。

疑惑への説明なし、大物議員が1位に

「増税クソメガネ」(山口県・27歳)、「ご子息もしょうもない」(栃木県・55歳)

 岸田文雄元首相が4位に。“増税クソメガネ”という不名誉なあだ名は今も?

「長男の首相秘書官が公邸で忘年会を開いたり、赤絨毯で記念撮影したりと身内の悪ふざけも不信感につながっている。公私混同のあしき見本のような政治家だなと思ってしまう」

 岸田氏が辞めても長男が世襲するのだろう─。ここからはワースト3で、

「老害!」(兵庫県・62歳)、「いつまでいるの?」(千葉県・39歳)

 麻生太郎元首相が3位に。

「もう85歳ですからね。菅義偉元首相は潔く77歳で引退したので、より麻生さんの居座りが目立つ」

 “居座り太郎”に引導を渡すのは誰なのか。続いて、

「おバカタレントはいらない!」(北海道・44歳)

 元グラビアアイドルの森下千里氏が2位に。'21年の衆院選では旧立憲民主党の安住淳氏に敗れたものの、今回の選挙で大番狂わせが起きた─。

2024年、初登院した森下千里議員

「立憲民主が公明と組まなければ森下さんが勝つこともなかったと思うのですが。選挙区の宮城県石巻市で連日、街頭演説し“辻立ちクイーン”と呼ばれるなど、どぶ板活動を続けたことは評価に値しますが、記者の質問にとんちんかんな返答をすることも多く、勉強不足が否めない」

 “おぢ”からの好感度は抜群に高いが─。そして最も有権者の反感を買ったのは、

「裏金と統一教会で真っ黒!」(東京都・52歳)、「2000万円以上の不記載」(徳島県・48歳)

 萩生田光一氏が1位に。裏金問題では2728万円の不記載で1年間の党役職停止処分を受けた。旧統一教会との関連も指摘されている。

女性有権者1000人に聞いた「落選してほしかった議員」ランキング ※(裏)は裏金報道のあった議員

「萩生田さんが旧統一教会の会合で“一緒に日本を神様の国にしましょう”と言っている動画が拡散されたり、文書でもたびたび名前が出てきています。疑惑だらけで国民に何の説明もないまま“禊は済んだ”はあり得ない」

 そもそも一般人なら、逮捕されてもおかしくないのでは─。

 8位から上は全員、自民党であることを重く受け止めてほしい。