2月17日午後6時16分、人気ロックバンド『LUNA SEA』のドラマー真矢さんが息を引き取った。1月13日に56歳の誕生日を迎えて、妻である元『モーニング娘。』の石黒彩に「生まれて来てくれてありがとう」と祝われた矢先のことだった。
ステージ4の大腸がんに脳腫瘍も発覚
「2020年にステージ4の大腸がんが判明し、2025年には脳腫瘍も発覚。7度の手術と治療を受けながらも、今年3月のライブで再びドラムを叩くことを目標にリハビリを続けていたそうですが、容体が急変。2月23日に亡くなったことが公表されました」(スポーツ紙記者)
バンドメンバーによる公式発表では、“また必ず5人でステージに戻ると、誰よりも強く再起を信じていた”と明かされて、その“不屈の精神”と“太陽のような笑顔”が偲ばれた。
音楽業界からは、真矢さんを追悼するたくさんのメッセージがSNSに投稿された。
X JAPAN のYOSHIKIは、メンバーのhideに連れられ初めて対面した35年以上前を振り返り、
《LUNA SEAは自分の人生に欠かせない、家族のような存在になりました。そして真矢は、いつも笑顔で支えてくれた優しい弟のような存在でした》
《日本のロックの歴史の中に、彼の音は永遠に刻まれています。いつかまた、空の上で一緒にセッションしようね》と、Xで別れを告げた。
最も近くで闘病を支えた妻の石黒は自身のイスタグラムに、
《本人は3月のライブに向け、そしてその先の完全復活に目標を立て、未来への希望にあふれる中での体調の急変でした》と報告して、無念をにじませる。《(真矢さんの)最大の願いは「LUNA SEAを絶対に止めないでほしい」という事でした》とも明かして、残された家族として、その思いを繋いでいく決意を綴った。
真矢さんを“戦友”と呼びかけたシンガーソングライター
真矢さんを“戦友”と呼びかけたのは、シンガーソングライターの大黒摩季だった。
《親友であり同志であり最高の戦友だった》
《真矢くんがいなかったら今の大黒摩季のLIVEはなかった》
《ドラムでお客様を惹きつけて私に再生の時間を与えてくれた、命の恩人》
と、インスタグラムで真矢さんの存在の大きさを振り返った。
相川七瀬も“お兄ちゃんのような存在”だったと明かした。新人時代から悩みを聞いてくれて、ツアーではドラムを叩き、家族ぐるみの交流だったという。
《真矢さんは、お疲れ様を言う時、電話を切る時、バイバイと言わず「またね! 七瀬ちゃん」と優しい声でいつも言ってくれました。だから今は、いつも通りに私からも「またすぐね! 真矢さん」と言いたい》(相川のインスタグムより)
たくさんの共演経験があったGACKTはXで、
《ドラムは後ろにいる。でもシンちゃんは常にバンドの【心臓】であり、音の中心だった》
《最後に言葉を交わした時は、「大丈夫、頑張るよ!」といつものシンちゃんだった》と、早すぎる別れを嘆いた。
弟、兄、戦友、心臓――。
呼び方は違えど、真矢さんは多くの人にとって“家族”同然だった。3月8日には真矢さんを温かく送り出すための献花式も予定されており、復帰に向けて心待ちにしていた3月12日に行われるLUNA SEAの公演も、「LUNA SEAを止めないでほしい」という真矢さんの願いのもと、予定どおり開催されるという。
そこに真矢さんの姿は見えなくても、彼の鼓動はLUNA SEAという“物語”の中で鳴り響き続けていくことだろう。
