今、大相撲力士・熱海富士(伊勢ヶ濱部屋=23歳)の人気が急上昇している。相撲ファンの枠を越え、その注目は若い女性にも広がっているようだ。静岡県熱海市出身の熱海富士。通称あたみん。身長187cm、体重197kgという恵まれた体格を誇り、若干23歳での新小結昇進を果たした。静岡県出身力士の新三役昇進は96年ぶりの快挙だ。
豊昇龍・大の里の両横綱から金星獲得
「今年1月の初場所は豊昇龍(立浪部屋=26歳)、大の里(二所ノ関部屋=24歳)の両横綱から金星を獲得しました。安青錦と並ぶ12勝3敗で優勝争いを繰り広げ、大きな注目を集めた力士です」(相撲ライター)
優勝決定戦では安青錦に惜しくも敗れたものの、インタビューではその人柄が話題に。アナウンサーが「さまざまな心情がある中、出演していただいてありがとうございます」と声をかけると、悔しさをにじませながらも「ありがとうございます」と逆に頭を下げた。
さらに「甘くはなかったすね…」と自ら切り出し、「油断なんですかねぇ~」と敗因を率直に吐露。「まだ時期じゃないのかなって相撲の神様が言ってるかもしれないですね」「もう一回頑張ります」と前を向く姿勢を見せ、多くのファンがその謙虚な人柄に心を打たれた。
また、横綱から金星をあげだ際にもらった懸賞金の分厚さを見て、土俵上にも関わらず思わず驚きの表情を見せた、その“素直さ”も好感を呼んだよう。
こうした礼儀正しく飾らない受け答えや、体格とのギャップも女性人気を後押ししているようだ。
CanCam3月号では《熱海富士関のバッグの中身を大公開》と題して、熱海富士のバッグの中身やファッションを紹介。取組がある日のコーディネートは、ピンク色の着物にパープルの羽織り紐、グレーの袴をチョイス。バッグは付け人とおそろいのPukanaのアロハロゴのミニトートで、色合わせにもこだわりがあるという。
持ち物は比較的シンプルで、ココマイスターのボルドーの小銭入れや、序ノ口で優勝した記念のサンローランのカードケースが入っている。さらに点鼻薬などの必需品のほか、応援してくれる方から贈られたお守りや、先輩からの“熱”マーク付きのタオルも。周囲への感謝を忘れない姿勢が伺える。
小6で体重が100キロ、稽古の後にバイト
「日本人離れした体格の熱海富士関ですが、小6のときにはすでに体重が100キロ近くで、毎食4合以上のお米を平らげ、1リットルの牛乳を飲んでいたといいます。それだけ食べれば、家計も大変だったでしょう。熱海富士関は家族を助けたいという思いから、中学卒業後の角界入りも考えていたとのこと。高校時代は激しい稽古のあとにバイトに励み、家族を支えていたようです」(前出・相撲ライター)
24日には大阪市内の宿舎近くで記者会見に臨み、新しい番付に刻まれた小結のしこ名を確認。「『静岡』『熱海』という字が大きくなってうれしい。応援してくださった方々に感謝したい」と語った。「ほかの人と比べて器用ではないので時間がかかってしまったが、これからもっと頑張っていきたい」と決意を新たにしている。
ファンからは、
《人柄が良いしファッションもおしゃれ。愛されキャラになりそう!》
《ギャップが可愛いよね!静岡では96年ぶりの新三役だし地元としても応援したい》
《家族想いで礼儀正しい熱海富士。好きになるに決まってる》
《かわいいしかない》
と多くの声援が集まっている。
土俵で見せる力強い相撲と、普段の素朴で誠実な人柄。そのギャップこそが、多くのファン、特に女性たちの心をつかんでいるのかもしれない。
