3月8日、東京ドームで行われるWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)1次ラウンドの日本対オーストラリア戦で天皇陛下が観戦されることがわかった。天皇陛下が野球を観戦されるのは1966年の日米野球以来、実に60年ぶり。さらに、雅子さまと愛子さまも同行される見込みで、天皇ご一家と大谷翔平との“歴史的対面”に国民の期待が高まっている─。
60年ぶりの天覧試合、長嶋茂雄さんの伝説再び
プロ野球における「天覧試合」は、1959年6月25日の巨人対阪神戦(後楽園球場)と、1966年11月6日の日米野球・全日本対ドジャース戦の2度しか行われていない。特に1959年の試合は、長嶋茂雄さんが昭和天皇の退席予定時刻直前にサヨナラ本塁打を放ち、野球人気を一気に押し上げた伝説の一戦として語り継がれている。
あれから60年。令和の時代に天覧試合の主役となるのは、昨季メジャーで3年連続4度目のMVPに輝いた大谷翔平だろう。ネット上でも《天覧試合でホームラン打つ大谷翔平が見える》《陛下は野球すきだから嬉しいだろうな》《この試合で大谷がホームラン打ったら神認定していいだろ》と大谷への期待が目立つ。
近年、天皇皇后両陛下が特に注目されているのも大谷翔平だという。天皇と雅子さま、それぞれがお気持ちを打ち明けられる際に大谷の名前をあげている。
「過去のWBCでは試合前にイチロー選手、登板を終えたダルビッシュ有選手と対面されたそうですから、宮内庁による情報発信強化の一環という意味でも今回は大谷選手と対面されるのではないでしょうか」(スポーツ紙ライター)
天覧相撲では「下剋上」の大波乱
天皇陛下がいらっしゃるスポーツ観戦では、予想外のドラマが起こることがある。今年1月18日に両国国技館で行われた大相撲初場所8日目の「天覧相撲」では、2横綱2大関が総崩れする大波乱があった。
天皇、皇后両陛下と愛子さまが貴賓席から見守る中、結びの一番で横綱・大の里は伯乃富士に一気の押し出しを食らい、横綱・豊昇龍も大栄翔に敗れた。大関も、安青錦が関脇・霧島に敗れ、琴桜も小結・王鵬に完敗。天覧相撲で2横綱2大関が全員敗れたのは1955年夏場所以降で初めてという異例の展開になった。
日本相撲協会の八角理事長(元横綱・北勝海)は両陛下の背後に座り、説明役を終えた後「天皇陛下は相撲にお詳しい」と振り返った。異例の展開にどよめいた場内だったが、両陛下と愛子さまは健闘した力士に笑顔で拍手を送られていたという。
こうした背景もあり《みんな天覧試合は奇跡が起こるんだよ。横綱負けて下剋上したり》《何か起こりそうな予感がする》《大谷翔平にサヨナラホームランが出ようものならものすごいドラマ》《侍ジャパン、油断しないで》と、ファンの間で奇跡と波乱を予想する声が。
天覧試合発表で盛り上がりを見せるWBC、令和の長嶋茂雄さんとなる劇的な一発を放つことができるか。日本は3月6日(金)にチャイニーズ・タイペイ戦、7日(土)に韓国戦、8日(日)に天覧試合となるオーストラリア戦、10日(火)にチェコ戦が行われる。
