WBC2026チェコ代表の集合写真

 WBCが3月5日に開幕を迎えた。前回大会のリベンジに燃えるアメリカが名だたる選手を揃えたドリームチームを結成するなど、過去最高の盛り上がりを見せる今回の大会。

 日本が所属する1次「POOL C」は東京ドームで開催され、初日は「オーストラリアvs台湾」「韓国vsチェコ」の2試合がおこなわれた。第1試合、オーストラリアは台湾に3-0で完封勝ち。2試合目の韓国vsチェコは韓国が11点を取り、7点差でチェコを下している。

チェコ代表選手たちの“職業”

WBCチェコ代表(チェコセンター東京公式サイトより)

 始まったばかりのWBC。これから毎日試合結果に一喜一憂する野球ファンの姿が目に浮かぶようだが、今SNSではチェコ代表選手たちの“職業”が話題になっているようだ。

「《職業って、野球選手じゃないの?》と思われがちですが、じつはほとんどの選手が野球以外の“本職”を持っているんです。現在チェコ国内では野球への注目度は高まっていて、2025年の欧州野球選手権では過去最高の3位という成績を残しました。

 しかしチェコにはプロ野球というものがなく、野球だけで稼ぐことは難しいのが現状です。そのため、選手たちは本職の傍ら、国内リーグでプレーしています」(スポーツメディア編集者)

 たとえば、チェコ代表監督を務めるハジム氏は普段は神経科医。他にもシュナイダーは消防士、サトリアは電子技師、チャプカはロケットエンジニア、コバラは現役の大学生――と、なかなかバラエティに富んでいる。

 もちろん野球を本職としている選手もいるが、ほんの3人のみ。その内の2人は元オイシックスのパディシャーク投手、そして元巨人のマレク・フルプ外野手と日本でプレーしていた選手だ。

 本職を持ちながらも、毎日トレーニングに励むチェコ代表選手たち。真摯に野球に取り組む姿勢は、前回大会でも日本人の心を震わせた。今回の初戦では7点差を付けられて韓国に敗れたが、5回にはテリン・バブラの3点本塁打が炸裂するなど追い上げを見せる場面も。他の国に比べて圧倒的に練習量が不足している中、世界の舞台で戦えているだけで物凄いことなのではないだろうか。

ブラジル代表選手には日本に関連する選手が

「ちなみに、ブラジル代表選手には元巨人のビエイラや金伏ウーゴ、西武所属のボー・タカハシなど日本に関連する選手が多くいます。中でも面白いのが、阪神で通訳を務める伊藤ヴィットルですね。《お前野球もできるんか》とツッコミが聞こえてきそうです」(前出・スポーツメディア編集者)

 野球以外に本職を持つWBC代表選手たちに、ネット上では

《野球で食えない状況にもかかわらず、野球で世界と戦ってるのカッコいい》

《待って、医者とかエンジニアとか文武両道の人が多すぎてシンプルにすごい》

《むしろ副業で野球してWBC出られるのが強すぎるんよ》

《2足のわらじなのに前回のWBCで大谷から三振を奪った選手もいるんだぜ……》

《大好きな野球をするために、本職でしっかり稼いでるの男として尊敬する》

 と大きな反響があがっている。

 2023年のWBCでは1次リーグで1勝をあげたチェコ代表。今大会ではどれだけ勝ち星を増やせるのか、彼らの活躍に期待したい。