3月7日、5人組アイドルグループ・M!LKの公式SNSが、9月の福岡公演を皮切りに宮城、神奈川、愛知、大阪で開催されるアリーナツアー『シャカリキレボリューション』のチケットについて、来場者全員を対象に本人確認を実施すると発表した。高額転売を防止するための施策として、ファンの間では大きな注目を集めている。
厳格な本人確認を予告
公式サイトでは、チケット購入者だけでなく同行者を含むすべての来場者に本人確認を行うと説明。《必ず、顔写真付き本人確認書類(コピー不可・原本のみ有効・期限切れ無効)のご持参をお願いいたします》と記されており、厳格な運用が示された。
「さらに中学生や高校生など、顔写真付きの学生証を持っていない場合や、学生証自体がない場合については、世帯全員の住民票の提示が必要になることも告知されています。公的書類による確認を求めることで、第三者への転売を防ぐ狙いがあるとみられます」(スポーツ紙記者、以下同)
X上では、
《これは運営様、ホンマに神です!! ありがとうございます!!》
《ぜひ入場時間1時間早めてブロックごとの入場にして、徹底お願いします》
《加えてリセールがあれば問題なし!》
といった声があがっている。
ただ、本人確認の徹底には別の課題もある。入場時の手続きが増えることで、会場周辺の混雑や入場の遅れを懸念する声も出ているという。
「アリーナクラスの会場は規模にもよりますが、1万人前後が入るケースも珍しくありません。仮に1人1分かけて確認すると単純計算で167時間以上かかることになります。実際には複数レーンで同時に確認するでしょうが、通常の入場より時間がかかるのは間違いありません。開演時間に間に合わない観客が出れば、運営側の大きな課題になります」
さらに、急な事情で来場できなくなった場合の対応も重要になる。
「転売対策として本人確認を厳しくすること自体は評価されていますが、その一方で公式リセール制度などの備えも必要です。正規のルートでチケットを譲渡できる仕組みがないと、ファンにとって不便になってしまいます。本人確認の精度と利便性をどう両立させるかが今後の課題になるでしょう」
M!LKは2021年11月24日に『Ribbon』でメジャーデビュー。メンバーの佐野勇斗が2016年放送のドラマ『砂の塔~知りすぎた隣人』(TBS系)に出演したことなどをきっかけに、グループの知名度を広げてきた。2025年3月5日に発売されたセカンドアルバム『M!X』のリード曲『イイじゃん』がヒットし、結成11年目にして『NHK紅白歌合戦』にも初出場を果たしている。
今回の厳戒態勢ともいえる本人確認は、高額転売の減少につながるのか。ライブ文化の新たな試みとして、その運用に注目が集まっている。
