銀行員、医師、美容師、今ならパティシエと刑事……日曜夜9時、TBSの看板枠「日曜劇場」は、さまざまな人間ドラマを描いてきた。高視聴率を獲得した作品、社会現象にまでなった作品もあれば、その逆も。また世間では名作という評価だが、期待ほどではなかったものも。
老若男女1000人に聞いた「よかった」日曜劇場ランキングを発表。
よかった10位 ラストマン-全盲の捜査官-
「福山雅治の少しトボケた感じのキャラと、それにツッコむ大泉洋の組み合わせが面白かった」(57歳・男性)
福山雅治×大泉洋のバディもの。主人公が全盲のFBI捜査官という設定の新鮮さと、主演ふたりの掛け合いが評価された。
よかった9位 99・9-刑事専門弁護士-
「刑事事件なのにコメディー要素もあってめっちゃ面白かった! 当時は何回も見直した! 新作やってほしい!!」(19歳・女性)
松本潤主演の法廷エンターテインメント。シリアスなテーマを時にコミカルに包み、幅広い層に刺さった。
よかった8位 TOKYO MER~走る緊急救命室~
「鈴木亮平が好き。出演者の演技もうまく、緊迫感があるシーンが見ていてドキドキして面白い」(33歳・女性)
近年、日曜劇場の主演が目立つ鈴木亮平。本作の1ランク上に選ばれたのも彼が主演する、現在放送中の作品となった。
よかった7位 リブート
「先が読めなくて面白い」(43歳・女性)「考察しながら見るのが面白い」(24歳・女性)
現在放送中の本作。票を集めた理由の多くが“考察”。SNSで伏線を語り合い、考察を楽しむ─現代的な視聴スタイルがハマっている?
よかった6位 ビューティフルライフ
「車椅子の女性が主人公というのも斬新で惹き込まれた」(54歳・女性)
「一緒に住み始めた夫といつも見ていた思い出のドラマ」(52歳・女性)
最高視聴率は41・3%。四半世紀前の作品が今なお上位にランクイン。ちなみに今回「よかった」「がっかり」の両方を合わせた最多ランクインはキムタクの主演作で、さすが“平成を抱いた男”。
よかった5位 下町ロケット
「実話に基づいたストーリー展開が痛快かつ面白かった」(58歳・男性)
「小さな町工場の技術が大企業の技術より優れていることを世に知らしめる非常に良い作品だった」(57歳・男性)
町工場が大企業に勝つという構図は、日曜劇場の十八番ともいえる“逆転劇”。
よかった4位 ドラゴン桜
「勉強に対する考え方が変わったため」(44歳・男性)
「自分の青春ドラマ。受験シーズンにドラマを見て励まされた」(36歳・女性)
'05年放送の第1シリーズが好評で、'21年に第2シリーズが日曜劇場に。多くの受験当事者たちの人生に影響を与えたかも。
最高視聴率作品が貫禄の“倍返し”よかった3位 VIVANT
「想像を裏切られる展開が多く、初めてドラマを毎回のめり込んで見た」(43歳・女性)
「展開が読めなくて謎が多くて、それが次々明らかになって面白すぎた」(42歳・女性)「伏線の回収や、次どうなるんだろうというワクワク感、壮大なストーリーが好きだった」(18歳・女性)
一般的な連続ドラマの1本あたりの制作費が3000万円程度の中、1億円が投入されたとされる本作。放送後は毎回SNSをにぎわし、投資は回収された?
よかった2位 JIN-仁-
「ファンタジーだが、妙にリアリティーがあって見ごたえがあった」(49歳・女性)
「今では当たり前の医薬品が発見されるまでの人間模様に感動しました」(54歳・女性)「現代医学を江戸時代に持ち込んでの焦燥、抵抗、使命感がよかった」(54歳・男性)
タイムスリップ×医療×幕末という異色の組み合わせは、“ファンタジーなのにリアル”という矛盾した評価を獲得。
よかった1位 半沢直樹
「間違ったことに対して正面から立ち向かう姿に勇気づけられた」(54歳・男性)
「堺雅人を筆頭に演技がうまいというより、過剰にデフォルメしたような演技で面白かった」(40歳・男性)
「社会現象にもなった“倍返し”が強く印象に残っています。どんでん返し、伏線回収が面白かった」(61歳・男性)
「自分もサラリーマンで、会社では不本意なこともあり、このドラマを見てスカッとした」(59歳・女性)
2位との差は“倍”……とまではいかないが70票差でダントツ1位。最終回の視聴率42・2%も歴代1位。月曜からの仕事のためにスカッとしたいサラリーマンから圧倒的な支持を得た。
日曜劇場はTBSの看板ゆえに初回の視聴率は取れる。だからこそ、最終回まで走りきれなかったときの“がっかり”は深い。あなたにとっての日曜劇場の名作と駄作は?
