フジテレビの新生放送バラエティ『超調査チューズデイ~気になる答え今夜出します~』(公式サイトより)

 3月9日、フジテレビがお台場本社で開催した『FUJI FUTURE UPDATE~コンテンツラインナップ発表会 2026 春~』において、2026年4月期の改編内容が明らかになった。注目を集めたのは、毎週火曜19時から2時間の生放送バラエティ『超調査チューズデイ~気になる答え今夜出します~』の新設である。MCにはカズレーザーとお笑いコンビ『ニューヨーク』が初タッグを組み、3月31日より放送を開始する。

フジテレビの方針転換

フジテレビ社屋

 今回の改編は、全日で24.2%、ゴールデン帯で37.1%、プライム帯で40.6%という大規模なもので、フジテレビによると「過去10年間で最大の改編率」となる。投資戦略センター編成管理部長の赤池洋文氏は発表会冒頭で、「フジテレビは今、従来の放送事業も大切にしながら、コンテンツ起点の会社に生まれ変わるという変革の時を迎えている」と述べ、今回の改編が単なる番組入れ替えではなく、局の根本的な方針転換を示すものであることを強調した。

 新番組『超調査チューズデイ』は、最もホットな話題やテーマを独自の視点で調査し、生放送中に答えを導き出すスタイルを採用する。番組では、新学期直前の学校教育事情の検証や、食いしん坊芸人たちによるグルメロケ企画「食いしん坊3」(仮)、さらには視聴者の初恋の人を探し出して生放送中に再会させる企画などが予定されている。

 浅野翔太郎チーフプロデューサーは、カズレーザーとニューヨークの組み合わせについて、「圧倒的な知識量を誇るカズレーザーさんと、若手の筆頭であるニューヨークさんの掛け合わせにすることで、安心感と勢いが共存し、ワクワクするような化学反応が生まれるのではないか」と期待を寄せた。

「この新番組でフジテレビの火曜日は『めざましテレビ』から『ノンストップ!』などを経て新番組の『超調査チューズデイ』まで約16時間にわたって生放送が続く体制になります。コンテンツのリアルタイム性を重視する令和の視聴者に適応する試みだと言えます。他局でもゴールデンの時間に2時間もの生放送バラエティ番組はないので、編集工程を省くことによる質的な課題をどうクリアできるか見ものですね」(メディア関係者)

視聴者の反応は二極化

 フジテレビの発表に伴い《ゴールデンで生でニューヨーク見れるとか最高やん》《気の利いたコメントができる方たちなので今までになかった番組を期待したい》《BSでもいいので懐かしいドラマの再放送やって欲しい》と期待を示す声の一方で、

《ニューヨークをまだ推す理由が知りたい、どう考えても実力不足です》《番組内容を読むと、生放送である必然性が感じられない。コスト削減が見え透いている》《個人的には『笑っていいとも!』終了から完全にダメになった》など懐疑的な意見も多発。

 フジテレビは今回の改編で、情報番組とバラエティの制作チームを融合させる「ジャンル横断」の試みも打ち出している。また、『FNS歌謡祭』と『めざましテレビ』のスタッフがタッグを組む新音楽番組『STAR』(毎週木曜19時)も同時にスタートし、ゴールデン帯での本格的な音楽レギュラー番組としては実に10年ぶりの復活となる。

「期待されているのは新音楽番組『STAR』だけでなく、『タイムレスマン』も注目されています。多くのファンを持つtimeleszの冠番組として2025年にスタートしたばかりですが、TVerの年間視聴数トップに輝く人気でわずか1年でゴールデン進出を果たしました」(前出・メディア関係者)

 視聴者の反応が二極化する中、フジテレビの「変革」が吉と出るか凶と出るかは、3月31日の初回放送以降に明らかになるーー。