共産党・辰巳孝太郎議員(公式サイトより)

 3月12日に開かれた衆議院予算委員会。共産党・辰巳孝太郎議員の振る舞いに、顰蹙(ひんしゅく)の声が上がっている。

 辰巳議員はこの日、高市早苗首相に防衛費について質問。米トランプ政権が同盟国に対して軍事費の引き上げを求めているとし、首相に対して“このような要求には応じられない”とはっきり伝えるべきだと述べた。

小泉進次郎に「しゃしゃり出てこないでください」

 高市首相は「そもそも、トランプ大統領からそのような要求は受けておりません」と回答したが、辰巳氏は「これから受けるんですよ」と納得しない様子。

「受けたときには、きっぱり拒否してくださいという質問をしております」とさらに追求したところ、小泉進次郎防衛大臣が挙手し演壇に立ったのだが――。

「ここで、辰巳氏が小泉大臣に向かって“もう出てこんでいいって!”“しゃしゃり出てこないでください”と言葉を投げかけたんです。辰巳氏の発言に議場内はざわつきましたが、小泉大臣はそのまま答弁を開始。辰巳氏の制止を聞かず、時間いっぱい話し続けました」(全国紙政治部記者)

 辰巳氏は小泉大臣の答弁が終わったあと、「委員長注意してくださいよ!」と憤りを露わに。「貴重な時間を質問してない防衛大臣がしゃしゃり出てきて、こんな答弁おかしいじゃないですか!」と指をさしながら声を荒らげたのだ。

 高市首相に質問したのに、防衛大臣に“煙に巻かれた”形となった辰巳氏の憤りも分からなくはない。

 しかし、辰巳氏の態度にネット上では「あなたの攻撃的な態度が時間を無駄にしていると何で気づかないかな」「“しゃしゃり出てこないで”って何様のつもりなの?」「言葉も態度も乱暴すぎて、そりゃ質疑応答が成立しないのは当たり前」「礼を失した言葉を使わないで欲しいし、人を指さしちゃいけないなんて子供でも知ってる」「そもそも“拒否してください”というのは質問なの?ただの要求だろ」と批判的な声が多い。

評価を一変させた豊田真由子

 一方で、評価を一変させたのが、過去に暴言問題が取り沙汰された豊田真由子議員だ。

豊田真由子氏

「2017年、豊田氏が車内で秘書に対して“このハゲーっ!”と絶叫し、“死ね!”“私を陥れる気か”などの罵詈雑言を浴びせた音声データが流出しました。豊田氏はこの報道で自民党を離党。一度は政治の表舞台から身を引きましたが、前回の衆院選で参政党から出馬し国政に復帰しています」(前出・政治部記者)

 現在、参政党の政調会長を務める豊田氏は、12日の衆院予算委員会で午後の開始が1時間以上遅れた要因に付いて、自身の質疑時間の冒頭約3分半を使って説明。そのあまりの理路整然とした“ド正論”に、議場内は静まり返ったという。

 これには世間からも、「こういう冷静な人が国会には必要だよね」「過去のパワハラはなんだったの?っていうくらい、角が取れたね」「とても話がわかりやすい。頭のいい人なんだろうな」「このハゲ~!のイメージは完全に払拭されたな」と評価の声が寄せられている。

 令和の現代、強い言葉は世間には受け入れられない。「ヤジは国会の華」という時代もあったが、今は冷静で建設的な議論をする姿勢が大事になっているのだろう。