各方面で「フジテレビ離れ」の流れが止まらない。3月12日、フジテレビの小澤陽子アナウンサーと勝野健アナウンサーは、同局を退社することをそれぞれのインスタグラムで報告した。
フジテレビ、2年間でアナウンサー8人が退社
小澤アナ《2026年6月をもちまして、フジテレビを退職することにいたしました》と書き出し、関係者や視聴者に感謝を述べた。今後については《より主体的に、クリエイティブなことにも挑戦したいと考えております》と語っている。
2015年にフジテレビへ入社し、ニュースバラエティー番組『全力!脱力タイムズ』のキャスターなどを務めた小澤アナ。プライベートでは2022年10月に会社経営者の男性と結婚し、2024年2月に第1子となる長女を出産している。
勝野アナは2022年に同局へ入社したばかり。インスタグラムで《この度、4年間お世話になったフジテレビを退社することとなりました》と、3月末をもって担当する『めざましテレビ』などを卒業すると報告した。パートナーとの結婚も発表し、京都へと拠点を移して今後はフリーランスで活動していくと述べている。
2024年8月に渡邊渚アナウンサーが退社して以降、今回の2人を含めてこれで8人のアナウンサーがフジテレビを去ることとなった。
渡邊渚(2024年8月)
椿原慶子(2025年3月)
永島優美(2025年3月)
西岡孝洋(2025年3月)
岸本理沙(2025年6月)
藤本万梨乃(2025年12月)
勝野健(2026年3月退社予定)
小澤陽子(2026年6月退社予定)
「それぞれ理由は異なりますが、退社ラッシュが始まった時期を考えると、発端はやはり中居正広氏の性加害問題でしょうね。第三者委員会の調査が入ったことで大企業が相次いでCMを差し止め、スポンサーが離れていきました。番組制作費の大幅削減がおこなわれ、アナウンサーだけでなく社員全員が不安を抱いたことでしょう」(民放キー局関係者)
相次ぐフジテレビアナウンサーの退社報道に、ネット上では「トラブルで会社の社会的信用が失墜したからね。会社に残るか新しい道を選ぶかの選択をする中で、別の道を選ぶ選択肢を取ったと言うことでしょう」「アナウンサーは表に出るから目立つけど、裏では一般社員も大量に辞めてそう」「フジだけでなく、テレビ業界そのものが大きな転換期なんじゃないか」といった声が。問題を冷静に受け止める見方をしているようだ。
一方、フジテレビ側も対策を講じてはいる。
「2025年7月には、編成局所属の部署だったアナウンス室を独立させ、アナウンス局に格上げしました。新設された“マネジメント・プロデュース部”は、アナウンサーと番組の調整役を担っています。また、アナウンサーの今後のキャリアビジョン実現をサポートするため、所属する制作現場出身の社員と面談する取り組みも始めました」(制作会社関係者)
しかし、それでも「退社ラッシュ」が止まらないフジテレビ。アナウンサーがタレント化しているテレビ業界だが、その立ち位置を含めて見直す必要があるのかもしれない。
