小澤陽子アナウンサー

 3月12日、フジテレビの小澤陽子アナウンサーと勝野健アナウンサーが、6月に退社することを自身のSNSで報告した。

このままいくと局アナがいなくなる勢い」の声も

 小澤アナは「幼い頃から大好きだったフジテレビで、報道・スポーツ・バラエティーと、ジャンルの垣根を越え多くの現場に携わらせてもらった11年間は、私にとって濃厚で、何にも代え難い幸せな時間でした」と振り返った。

 一方で、「一度きりの人生において、“今の私”だからこそ描ける価値観を形にするべく、この度新しい一歩を踏み出す決意をいたしました」と退社に至った経緯を明かした。

 勝野アナは今までお世話になった人々に感謝を述べ「本当に多くのことを学ばせていただいた、かけがえのない4年間でした」とつづった。

6月にフジテレビを退社する勝野健アナウンサー(フジテレビ公式サイトより)

 そのうえで「私事ではございますが、かねてよりお付き合いしておりました方と今年1月に結婚し、生活の拠点を京都へ移すこととなりました」と報告。今後はフリーランスとして活動を続けていくという。

小澤アナは2015年に入社。2016年に競馬番組『みんなのKEIBA』でMCデビュー。その後は、『全力!脱力タイムズ』や『Live News イット!』など、報道からスポーツ、バラエティーまで幅広く担当してきた11年目の中堅アナウンサーです。勝野アナは入社4年目の若手ながら『めざましテレビ』『ぽかぽか』など局を代表する人気番組を担当。将来を期待されるホープの一人でした」(テレビ局関係者)

 そんな2人の退社発表を受けてネット上では、

《またフジから人気アナがいなくなるのか…》
《またフジ?最近多くない?このままいくと局アナがいなくなる勢い》
《もうダメだ~、フジテレビアナウンス部はもう壊滅的だ~》

 という声が相次いでいる。

 背景にあるのが、フジテレビアナウンサーにおける異例の“退社ラッシュ”だ。2025年3月には、椿原慶子、永島優美、西岡孝洋の3人が退社。

 その後、6月に岸本理沙、12月に藤本万梨乃が退社した。今回の小澤アナと勝野アナを含めると、わずか1年で7人ものアナウンサーがフジテレビを去ることになる。

スポンサーからの信頼が著しく低下

 退社理由はそれぞれ、家族との時間や新しい仕事への挑戦など個別の事情を公表しているが……。

中居正広氏をめぐる一連の報道を受け、2025年1月27日に記者会見を開いたフジテレビ(写真/本誌写真班)

フジテレビは昨今、数々の社内問題が取り上げられてきました。その結果、視聴者やスポンサーからの信頼が著しく低下。ハラスメントが蔓延する古い企業体質の改善が叫ばれ、役員の刷新など対応に追われました。組織にとって今が大きな変革期。社員が会社の将来や自身の今後について考えなおすきっかけになった可能性も高いのではないでしょうか」(前出、テレビ局関係者)

 特に大きな問題を巻き起こしたのは、2024年末に報道された中居正広氏による女性トラブルだ。これによりスポンサー離れが加速。50社以上の企業が同局でのCM放映を差し止め、広告収入は200億円を超える大幅減となった。

 一連の出来事を受けて、フジテレビは2025年7月に指摘された企業風土などを検証する番組を放送。しかし、その番組内で明かされた内容がまたしても批判を集めることとなった。

港浩一前社長の『接待があった時のために、チームを作ったらいいんじゃないか』というような発言が発端となり、若手女性社員のみをメンバーとした“チーム”が構成されていたと言います。女性社員の証言によると『おめでとう!この会のメンバーに選ばれました』などと言われたこともあったとか。女性社員を接待要員として扱っていたことが明るみに出ました」(フリーの芸能ライター)

 さらに同番組内では“女性アナウンサーは上質なキャバ嬢”という衝撃的な発言も飛び出した。

会合に参加していた女性アナウンサーが番組内で証言をしました。その際、元専務の大多亮氏から言われた忘れられない発言として“女性アナウンサーは上質なキャバ嬢だ”“ホステスで売れるアナウンサーが良いアナウンサーだ”といつも言われていたと明かしています」(前出ライター)

 社内体制の見直しを図っているものの視聴者にとっては不祥事のイメージがまだ強いようだ。アナウンサーの退社ラッシュについてもフジテレビ自体に厳しい声が寄せられている。

《沈みゆく船に乗ってても仕方ないもんな》
《アナウンサーだから発表あるけど、アナウンサーじゃない社員も退社してるんだろうな》
《女性蔑視の激ヤバ会社からアナウンサーが逃走中》

 若手からベテランまで止まらない異例の退社ラッシュ。フジテレビが失った信頼を回復し、組織の安定を取り戻すにはまだ時間がかかりそうだ。