大谷翔平選手、山本由伸投手(2026年3月7日)

「優勝以外は……“失敗”というか、結果的にはそうなる」

 3月15日(現地時間14日)の「WBC2026」決勝トーナメント1回戦、ベネズエラとの試合後インタビューに応じた大谷翔平選手(31、ロサンゼルス・ドジャース)は、大会を総括して「失敗」と断じた。

 大谷を含む日本人メジャーリーガー8人を揃えた、史上最強とも称された野球日本代表「侍ジャパン」だが、本気になった強豪・ベネズエラを相手に5対8で力負け。WBC史上ワーストのベスト8でアメリカ・マイアミを後にした。するとーー、

《はい終わり もうNetflix解約するわ》
《WBC終わったので、Netflix解約 もっと楽しみたかったな、残念》
《WBC日本負けたのか、今日あたり母親からNetflixの解約を頼まれるな》

 Xでは日本の敗退後に相次いだのが、『Netflix』を「解約する」との声。「ネトフリ解約」がトレンド入りするなど、早くも“解約ラッシュ”が始まっているようだ。

 WBC2026の日本国内における独占放映権を獲得し、日本戦を含む全47試合を「サブスクリプション」サービスによってネット配信しているネットフリックス。WBC主催に支払った放映権料は、前大会の約5倍ともされる150億円ともされる。

WBCから“ハブ”られた地上波テレビ

「2023年大会では、日本戦の世帯視聴率が軒並み40%超えを記録するなど、国民やメディアを巻き込んでの社会現象になったWBC。“日本では大谷、野球人気が高い”ことに目をつけ、たとえ視聴者が20%になってもビジネスが成り立つと踏んだのでしょう。

 なんとか“日本戦だけでも地上波放送できないか”と頼み込んだ民放連でしたが、WBCを機会に日本市場を開拓したい思惑があるネットフリックス。“ドル箱”の日本戦を独占したいのは当然で、テレビは交渉の席すら与えられませんでした」(広告代理店営業担当)

 ところが、大会が近づいても新規契約数が思うように伸びなかったのか、ネットフリックス社は「ワールドベースボールクラシック応援キャンペーン」を2月19日に展開。通常「890円」の広告つきスタンダードプランを、半額近くの「498円(税込)」に引き下げたのだ。

鈴木誠也が公開した大谷翔平の変顔(鈴木のインスタグラムより)

 共同通信が3月7日、8日に実施した世論調査によると「試合は見たい」がやはり4割近い数値にもかかわらず、「新たに契約」は全体の4.9%に留まっている。そして肝心の侍ジャパンの早期敗退で予想される“解約ラッシュ”は、ビジネスやプロモーションとして“成功”とは言い難いが……。

「僕、ほとんど見なかったですね。今回WBCは。やっぱりテレビでやらないから」

 3月16日の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)で、いつも以上の“ドヤ顔”で鼻息を荒らくしたのは、元テレビ朝日社員のコメンテーター・玉川徹氏(62)。トレンド入りの「ネトフリ解約」についてコメントを求められた時だ。

WBC見たら解約っていう人も結構いる

 WBCにおけるネットフリックス新規契約者「300万人」による増収「30億円」とする、日経新聞による算出を引用しつつ、

「問題は半年続くかってことですよね。この“解約”っていうのがトレンドになるって。これは(日本が負けて)悔しいからっていうのもあるだろうけど、やっぱりここ(WBC)だけ見たら解約っていう人も結構いると思うんで。300万人のうち、どれくらい残るかな、というふうなことがある」

 300万人が契約を半年間継続して「ペイ」できる放映権料150億円だが、解約ラッシュによって契約者数が「どれくらい残るか」を疑問視するのだった。

 2023年大会はTBSとともに地上波放送したテレビ朝日。ネットフリックスのビジネスが“不発”に終わるかどうか、WBC準決勝、決勝よりも注目しているのかもしれない。