2026年1月2日、年初の一般参賀でお手を振られる彬子さま 撮影/齋藤周造

《彬子女王の赤と青のガウン 漫画化されてたのね》
《気になる。彬子女王の皇室エッセイが漫画化》

 3月25日、三笠宮彬子女王殿下のエッセイ『赤と青のガウン』がコミック化されて第1巻が刊行になる。彬子さまといえば、三笠宮家で故・寛仁親王殿下の長女。母・信子さまが三笠宮寛仁親王妃家として家が分かれたため、‘25年9月30日から三笠宮家の当主となった。

累計43万部を突破したベストセラー

『赤と青のガウン』(PHP文庫)※書影クリックでAmazonの販売ページへ移動します。

赤と青のガウン』は彬子さまがイギリスのオックスフォード大学に留学中の出来事をエッセイにつづり、累計43万部を突破したというベストセラー書籍だ。

《電車内なのに涙がこぼれそうになった》

《めっちゃオモロい! 電車の中とかで読まんほうがいいよ ニヤっとか、はっ!とかなったりしてまうよ》

 など、読者からは絶賛の声が寄せられている。

「ご自身の留学体験を書かれた『赤と青のガウン』は'15年にPHP出版から刊行されました。‘24年には文庫化されてメディアで取り上げられ版を重ねたのです。その後、『小説新潮』で池辺葵さんが作画を担当して皇室エッセイとしては初のコミック化。さらに読者のすそ野が広がっています」(皇室記者、以下同)

 彬子女王の父、寛仁親王といえば“髭の殿下”と親しまれ、皇室のなかでも国民に近い存在だった。コミック化されたことで寛仁親王もイラストで登場。彬子さまとのやりとりが回想で描かれるなど、昔日の皇室に思いを馳せる読者もいるだろう。

 彬子さまといえば『赤と青のガウン』以外にも何冊か本を書かれている。雑誌や新聞の連載をまとめたものが多く、オックスフォードで日本美術史を学ばれたりと造詣の深い美術関係や京都関係の本も。エッセイの続編では漫画家・ほしよりこさんともタッグを組むなど、多彩なご活躍だ。

脚光をあびる皇族の著作物

2025年10月28日、秋の園遊会に出席された彬子さま 撮影/JMPA

 皇族の著作物が脚光をあびることはこれまでにもあった。

「かつては美智子さまがお書きになった絵本や読書の入門書、英訳詩集などが話題になりました。'91年に出された『はじめての やまのぼり』はまだ幼かった黒田清子さんとの思い出を優しい文章で綴られた絵本。まど・みちおさんの詩集『どうぶつたち』『ふしぎなポケット』などはご自身で英訳されています。著書からの印税を日本動物福祉協会などの団体に寄付されていたとも聞きます」

 また、天皇陛下には皇太子即位前に書かれた本があり、これも話題になった。

「陛下はオックスフォード大学に留学されていました。マートン・カレッジでの2年間にテムズ川の水上交通史を研究されています。その思い出と学生生活を綴られた『テムズとともに -英国の二年間-』が、‘93年に学習院新書から出版されました。'23年に紀伊國屋書店から新版が出され、初版は異例の7万部となりました」

 そして弟の秋篠宮さまも、日本ではあまり知られていないヨーロッパのニワトリやガチョウなどを集めた『欧州家禽図鑑』などを著している。

「殿下は生き物への深い関心をお持ちで、他にも『鶏と人―民族生物学の視点から』『ナマズの博覧誌』などをおまとめになっています。天皇家は学究肌の方が多く、昭和天皇も相模湾や伊豆諸島の生物について、那須や須崎の植物についてなど、幅広い著書を出されていました」

 そのなかで、原作とはいえマンガ界に進出されたのは今回の彬子さまが初めてであり、画期的なことだという。

「マンガは老若男女に親しまれており、開かれた皇室の姿勢を伝えてくれるでしょう。また、代表的な日本の文化のひとつとして、世界中に発信されていますから、皇室にとってもプラスな面があるでしょう」

 彬子さまのご活躍は、皇室の新しい一歩となることだろう。

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