3月17日、レンタカーチェーン『ニコニコレンタカー』が公式Xを更新。利用客から指摘された車両返却後の請求トラブルについて謝罪し、本部での調査を進めていると発表した。しかし、その後も同様の体験談が相次いで投稿され、ネット上では議論が広がっている。
“極小の飛び石”で8万8千円
発端となったのは、同社を利用した客の友人による投稿だ。
《ボディ2箇所に極小の飛び石があり88,000円を請求されました》とし、保険に加入していたにもかかわらず、申告がなかったことを理由に実費請求を受けたと説明。あわせて投稿された写真では、損傷の程度が極めて小さいように見えることから、請求の妥当性に疑問を持つ声が上がり、いわゆる“炎上状態”となった。
「レンタカーの傷に関する請求は、契約内容や保険の適用範囲、申告の有無によって判断が分かれます。利用者と店舗側の認識にズレがあると、今回のようなトラブルに発展しやすいです」(自動車雑誌編集者、以下同)
こうした状況を受け、同社は公式Xで、《この度は車両の傷の請求に関する件で、多くの方にご心配をおかけしておりますこと、深くお詫び申し上げます》と謝罪。本部で詳細な確認と調査を進めていると説明したが、炎上は収まっていない状態だ。
X上では、
《これがビジネスモデルだとしたらやばい》
《複数の同様の事案が投稿されてるのがね…ネットで炎上してから謝罪しても保身でしかない》
といった厳しい声がある一方で、
《ニコニコレンタカーほぼ毎月お世話になってるけどこんな事なったことないよ…》
といった擁護の声も見られ、店舗ごとの差異を指摘する意見も出ている。
ニコニコレンタカーは12時間2525円から利用できる低価格帯サービスとして知られ、全国に店舗を展開する大手チェーンの一つだ。利便性の高さから利用者も多いだけに、今回の問題は業界全体への影響も指摘されている。
「2022年にはビッグモーター(現WECARS)で不正請求問題が社会問題化した例もあり、消費者の自動車業界への警戒心は高まっています。今回のような事案が重なると、業界全体への不信感につながる可能性も否定できません」
また、利用者側の対策も重要だという。
「車両を受け取る際や返却時に、傷の有無を写真や動画で記録しておくことはトラブル防止に有効です。双方の認識を可視化することで、後々の紛争を避けることができます」
春休みシーズンを迎え、レンタカー需要が高まるなか、事業者と利用者双方が安心して利用できる環境づくりが求められている。今回の調査結果と今後の対応に注目が集まりそうだ。
