3月16日、三笠宮家の彬子さまがルクセンブルクとモナコに向け、羽田空港を出発された。今回の訪問について宮内庁は、モナコ公アルベール2世からの招待により、同国で開催されるラグビーの国際大会を観戦されるなどの「非公式訪問」と発表している。
悠仁親王殿下の京都へのお成りは皇族費から捻出
「今回の彬子さまの“非公式訪問”についてネット上では、皇族方の“お出かけの定義”をめぐり疑問の声が噴出しています。また、2月26日から2日間の日程で京都を訪問された悠仁さまは、大学の春休みを利用した「私的旅行」と発表されており、その境界線に注目が集まっています」(皇室ジャーナリスト)
こうした「公式」「非公式」「私的」といった言葉の使い分けやお金の出どころについて、宮内庁に問い合わせたところ、現在の皇室運用の実態を浮き彫りにする回答が寄せられた。
まず、用語の定義について宮内庁は次のように回答した。
「皇室の方々の外国への御訪問について、原則として、先方国から国としての招請があり、それをお受けになって閣議決定又は閣議了解され、渡航されるものを『御訪問』とし、先方国から招請はないが公的な性格を伴うものを『非公式御訪問』としています。
また、『私的』の表現については、皇室の方々の国内での御訪問について、私的なお立場で行われる場合に用いています」
つまり、相手国から「国として」呼ばれたかどうかが、「公式な御訪問」か「非公式」かを分ける大きな壁となっているようだ。さらに、議論の的になっているのが活動を支える「費用」の財源については、こう説明する。
「皇族の方々の『非公式御訪問』又は『私的』な御訪問については、内廷費又は皇族費で負担されるか、又は行事主催者等によって負担される場合もあります」
ちなみに、「内廷費」とは内廷皇族の上皇ご夫妻と天皇ご一家がプライベートで使えお金として支給されるもので、現在は年に3億2400万円。「皇族費」は秋篠宮家には1億2505万円などと、『皇室経済法』で金額が定められている。具体的な事例として以下の事実も明かした。
「なお、悠仁親王殿下の京都へのお成りについては、皇族費から支出しています」
さらに、公務外の活動において「謝礼や車代」を受け取っているのではないかという、一部の疑念に対しても、「謝礼等は受け取っておりません」と、明確な答えが返ってきた。
宮内庁側は「私的・非公式な活動は公費(宮廷費)ではない」としたが、国民の視線は依然として厳しい。SNSなどで可視化された国民の疑問や不満に、皇室はどう向き合っていくのか。宮内庁には、より丁寧で分かりやすい「見える化」が求められている。
