日常の気になる疑問を解決!日本の新年度が4月スタートの理由は?知って楽しいおもしろ雑学を友達や家族にも教えてあげよう。
知って楽しい!おもしろ雑学
Q.日本の新年度が4月スタートの理由は?
A.実は明治政府の苦肉の策。10月や7月始まりなど迷走したことも(和文化研究家 All About「暮らしの歳時記」ガイド 三浦康子さん)
新生活や新学期のイメージも強い4月だが、なぜ日本ではこの時期が区切りになったのだろうか。
「現在のように国の会計年度が『4月1日から翌年3月31日』と定められたのは、明治19年のことです。財政法によって決められたのがきっかけとされています」
そう話すのは、和文化研究家の三浦康子さん。
ただし、明治政府ができた当初から4月始まりだったわけではないという。
「会計年度は最初『10月から9月』。その後『1月から12月』、『7月から6月』と、何度か変更し、最終的に4月始まりに落ち着きました」
では、なぜ4月という時期になったのか。
「大きな理由のひとつは税金の納期です。当時の日本は農業中心の社会で、政府の重要な税収源は米でした。秋に収穫した米を売って現金化し、それをもとに納税が行われます。その後、国が予算を組むことを考えると1月始まりでは間に合わず、4月始まりになったといわれています」
この国の会計年度に合わせる形で、学校制度も整えられていった。
「学校を運営するための予算は国から出るため、会計年度に合わせたほうが都合がよかったのです。当時の文部省の指示で高等師範学校が4月入学となり、全国の師範学校や小学校にも広がっていきました」
一方で、世界に目を向けると、新年度の時期は国によってさまざまだ。
「例えば、アメリカやイギリス、フランス、中国などは9月始まりが一般的です。ドイツは8月、タイは5月、シンガポールは1月、オーストラリアは1月後半から2月にかけてなど、国によって違います。多くの国では、夏休みなど一年で最も長い休暇のあとに新年度が始まる仕組みになっています」
