豪華キャスト、話題の原作、衝撃展開。冬ドラマは粒ぞろいといわれる一方で「期待はずれ」の声もちらほら。そこで週刊女性は毎シーズン恒例、女性視聴者1000人に「がっかり」ドラマをアンケート。2月上旬時点の中間ランキングとどう変わったのか─。
女性視聴者を「がっかり」させた5位の作品
「思ってたより爽快感がなかった」(長野県・42歳)、「ドクターX的なのを想像していたから違った」(宮城県・51歳)
期待度ランキングで4位だった『おコメの女―国税局資料調査課・雑国室―』(テレビ朝日系)が5位に。ドラマに詳しいライターの神無月さんは、
「米田正子(松嶋菜々子)率いる国税局資料調査課・雑国室(通称コメ)が悪徳脱税者たちを次々に暴き出し、最後は巨悪脱税政治家をしょっぴいて同時に父の仇も討つ。王道中の王道ストーリーだし、毎回それなりに楽しくは見られていたのですが。
これといって破綻はしていないけれど、ものすごく気になって引っかかるわけでもない(笑)。そのあたりが支持を集めきれなかった原因でしょうか。もっとクセ強の職員たちが必要だったのかもしれません。地味めのいでたちで、討ち入り(査察)前には米を炊いて振る舞う松嶋菜々子では、少々物足りなかったのかも。振り幅の大きい“変人”として暴れてもらってもよかったのかもしれませんね」(神無月さん)
がっかり冬ドラマ4位は『DREAM STAGE』
続いて、
「このグループを推せない」(神奈川県・29歳)、「中村倫也の無駄遣い」(長崎県・40歳)
前回の「がっかり」ランキングで5位だった『DREAM STAGE』(TBS系)がワンランクアップ(?)の4位に。
「初回視聴のときにまず驚いたんですよね。同じTBSで火10枠だった『君の花になる』('22年)にそっくりじゃない?と。『君の~』に出演した高橋文哉を1話だけカメオで登場させたのも“いかにも”でしたし。
ドラマで多言語(今回は韓国語)を使う場合、必ず翻訳テロップが必要になります。テロップを読むという労力を視聴者に背負わせる分、それだけで見るハードルが上がってしまうんですよね。アイドルメンバーのファン以外の“大人の視聴者”には物足りなかったのかも。昨年の夏ドラマ『DOPE 麻薬取締部特捜課』でもがっかりにランクインさせてしまったTBSは、中村倫也にもっとふさわしい“夢舞台”を用意してあげてほしいです!」(神無月さん)
がっかり冬ドラマ3位は『夫に間違いありません』
ワースト3は、
「クズ夫にも主人公にもいらつく」(福井県・49歳)、「さっさと警察行け」(新潟県・52歳)
前回の「がっかり」ランキング4位の『夫に間違いありません』(フジテレビ系)が3位に。「よかった」ドラマにもランクインした同作。視聴者の心をつかんだことは間違いない。
続いたのは、
「主人公に共感できない」(徳島県・28歳)、「ダラダラしていて何が言いたいんだかわからない」(岡山県・49歳)
がっかり冬ドラマ2位は『冬のなんかさ、春のなんかね』
杉咲花が新境地を開いた『冬のなんかさ、春のなんかね』(日本テレビ系)が2位に。前回の1位からはランクを下げ、「よかった」ドラマの6位にもランクインした。
「主人公の文菜(杉咲)を取り巻く男たちが毎話違う? 初回から二股!? 今カレ元カレ何人いるの!?という衝撃は従来のドラマの常識を華麗にふっ飛ばしてました。そして今のドラマセオリーは、さまざまな事件やアクシデントで主人公が翻弄されていくのが王道ですが、こちらも真逆。
恋人相手、友人相手の日常のささやかな会話をひたすら追っていく作り。その証拠に文菜はずっと何か食べている。超日常の中の物語。絵画のような美しい画面とフランス映画のような濃密な空間劇はおしゃれそのもので、このドラマが好きといえば“通”みたいな空気感も含めて、ある種踏み絵のような作品でしたよね」(神無月さん)
結局冬と春の“なんか”とはなんだったの?
ワースト1位は橋本環奈主演の『ヤンドク!』
そして最も多くの視聴者をがっかりさせてしまったのは、
「橋本環奈がキーキーうるさい」(茨城県・38歳)、「ヤンキーは似合うけれど、医者には見えない」(秋田県・32歳)
橋本環奈主演の『ヤンドク!』(フジテレビ系)が1位に。前回は2位だったが、
「橋本環奈(主演)╳根本ノンジ(脚本)の組み合わせの今作。朝ドラペアがそのまま月9にスライド。今作も、“歴代最低視聴率を更新してしまった朝ドラ・おむすび”の轍を踏んでしまった気がします。医療モノに必須の手術シーンで、アニメーションを使っていた試みは良いなと思いました」(神無月さん)
賛否が分かれるドラマは数あれど、結局一番残念なのは、どちらにも名前が挙がらなかった作品かもしれない。
