「好き」な元NHKアナランキング

 NHKのエース、和久田麻由子アナが4月からフリーに転身し、日本テレビ系新番組のキャスターに内定とメディアが報道。また、一部メディアで「NHKの峰不二子」と呼ばれるほどのボディラインを生かしたグラビアやデジタル写真集を出した中川安奈、国民民主党の参議院議員へと転身した牛田茉友など、何かと話題になる元NHKアナたち。

 そこで、視聴者のリアルな好感度を大調査。30代~60代の男女500人に聞きました。あなたが好きな元NHKアナウンサーは誰ですか?

高嶺の花ではない元女性アナがランクイン

久保純子

 5位は久保純子(54)。

 アンケートには、「可愛く、お高くなく、親しみやすい」(大阪府・53歳・女性)、「朗らかで周りを楽しくする」(福岡県・62歳・男性)とのコメントが。男性票が多く、計31票獲得。

「彼女は非常に男性ウケするタイプ。一見すると清楚に見えて、すごく色気がある。美形とは違う、高嶺の花ではない良さがある。女性にはわかりにくいかもしれないけれど……」と言うのは、芸能評論家の宝泉薫さん。ランキングをこう解説する。

「アナウンサーとして前に出すぎず、NHKというとお堅いイメージですが、親しみやすさもある。そういう人は民放に移ってもそつなくこなす。男性には圧倒的にウケて、なおかつ女性からも嫌がられないのが大事。美人すぎたり、仕事で前に出すぎると、女性を敵に回してしまうので」

4位はバナナマン・日村勇紀を夫にもつ神田愛花

神田愛花

 4位は神田愛花(45)。

「明るくていつもニコニコしていて感じが良い」(宮崎県・44歳・女性)、「自分をあえて下げてみんなに笑いをくれる」(東京都・51歳・女性)と、35票。

「テレビ的なお約束にちゃんと乗っかって、騒いではしゃぐ。これはバラエティー的にはすごく大事。唯一無二な人ではあります」(宝泉さん)

 フリー転身後、『ぽかぽか』(フジテレビ系)MCでおなじみに。夫はお笑い芸人・バナナマンの日村勇紀。

「バブル期前後のころのように、女子アナに歌を歌わせたり、熱湯風呂に入れたり、ということはもうできない。昔のフジや日テレの女子アナがやっていたような役割を彼女が引き受けている。しかも夫は芸人でバラエティーをよくわかっている。そういうことでピタッと民放に収まったのでしょう」(宝泉さん)

3位は「話し方が穏やか」と評価の武田真一

武田真一アナ(NHKホームページより)

 3位は武田真一(58)。

「話し方が穏やかで好感が持てる」(愛知県・60歳・女性)、「誠実で、ユーモラスな部分もある。人間的に良い」(熊本県・69歳・男性)と45票。

「若い人たちとわちゃわちゃやりつつ、そんなに浮かれてない。すごくバランスがいい。番組中に緊急放送が入ってニュースを読み上げたときは、さすが元NHKと評価されました」(宝泉さん)

 NHK時代は『NHKニュース7』のメインキャスターなどを務め、エースアナとして知られてきた。退局後は『DayDay.』(日本テレビ系)の総合司会に。「たけたん」の愛称で親しまれている。

「『DayDay.』も最初はぎこちなかったけれど、すっかり板についてきた。フリーになるにあたって、ルックスもかなり研究したのでは。民放に合わせようという気持ちを感じるし、楽しそうに仕事をしているなと思います」(宝泉さん)

2位にベテラン草野仁

草野仁(2010年)

 2位は草野仁(82)。

「温和で語り口もソフトで感じが良い」(東京都・64歳・男性)、「頭の回転が速く、がっちりした体格も魅力」(福岡県・67歳・男性)と、56票。

「もともとオールラウンダーのアナウンサー。ワイドショーの司会をしていたときはNHKっぽい堅物感をうまく残しつつ軟派なニュースも扱ったり、『世界ふしぎ発見!』では柔らかいいじりをしたり。NHKにいた経験値がいい意味でギャップにつながり、民放に来て生きた」と宝泉さん。

 1985年にフリーになり、『ザ・ワイド』(日本テレビ系)、『世界ふしぎ発見!』(TBS系)の司会で活躍。

「司会者として安心感がある。東大卒らしく、物を知ってるし、言葉も知ってる。マッチョで気は優しくて力持ち的なキャラが民放にハマりました。キャリアは長く、十分仕事をした感じ。特にやらかしもなく、幸せなゴールという印象」(宝泉さん)

「好きな」元NHKアナ1位は

有働由美子

 1位は有働由美子(56)。

「関西人で気さくなので見ていて気持ちが良い」(大阪府・56歳・男性)、「聞き取りやすく内容もわかりやすく、自身の考えも伝わってきて誠実で信頼できる」(埼玉県・56歳・女性)、「元NHKには珍しくはっちゃけた感じがいい」(東京都・69歳・男性)と、113票。

「普段着っぽいトークで、庶民派が売り。NHKによくいる才色兼備タイプではなく、トーク力や仕切りの能力で勝負するタイプ」(宝泉さん)

 NHK時代に『あさイチ』の初代メインキャスターを務め、知名度がアップ。フリー転身後は『news zero』(日本テレビ系)などのMCに。この3月から新番組『有働由美子の健康案内人!』(テレビ朝日系)もスタートする。

「NHKでは気さくなところが浮いている部分もあったけど、フリーになってから本人の妙な生まじめさが目立つようになった。彼女のイメージが変わってきている。NHKらしく落ち着いたアナウンスメントをするので、実力も評価されている。そこがいいふうに働いた。上位トップ3に言えることだけれど、NHKっぽさが目立つようになると、元NHKアナのフリー転身は成功する。その好例でしょう」(宝泉さん)

 好き&苦手は裏表。好きの上位に入っているから安泰とは限らない、と宝泉さん。

「仕事のスタンスや振る舞い方など、気をつけないとどちらに転ぶかわからない。一度何かあれば足元は危うい。そういう意味では、苦手のほうがダメージは少ない。良いイメージがあればあるほど何かあったときの反動も怖いですよね」

 元NHKアナたちのこの先の活躍はいかに……。

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<取材・文/小野寺悦子>

宝泉薫 芸能評論家。アイドル・二次元、流行歌、ダイエットなど、さまざまなジャンルをテーマに執筆。
著書に『平成「一発屋」見聞録』(言視舎)、『平成の死 追悼は生きる糧』(KKベストセラーズ)