中道改革連合の枝野幸男氏

 中道改革連合の枝野幸男前衆議院議員が3月22日のXで、一般ユーザーの投稿に対し《そろそろ堪忍袋の緒が切れます》と“マジギレ”ポストを行った。

枝野氏がデマ投稿者に激怒

「枝野さんは2011年3月11日に東日本大震災が発生した時は、民主党政権の官房長官を務めていました。枝野さんはほぼ不眠不休で対応にあたり、“枝野寝ろ”というワードがネット上で話題となりました。この当時の枝野さんの家族の行動に関する事実無根の投稿を行った一般ユーザーに《いくつも事実と異なります。そろそろ堪忍袋の緒が切れます》と強い口調で注意を促したのです」(スポーツ紙記者、以下同)

 これにはネット上で、

《もう我慢しなくて良いのでは、と思います》
《枝野さんに限らず、これまでの政治家の方々が仏の顔すぎます》
《行き過ぎた内容については対応すべきですね。これは思想信条とは別の話》

 といった共感の声が相次いでいる。

「23日のXで枝野さんは《Xでのデマについて、多くの皆さんから心強い応援や激励をいただきました。ありがとうございます。冷静かつじっくりと対応していくつもりです。引き続きのご支援よろしくお願いいたします》とポストを行いました。前日の“マジギレ”よりはトーンは低いものの、やはりデマは許さないといった毅然とした姿勢がうかがえます」

 枝野氏は政治家に転身する前は弁護士をしていた。場合によっては自らデマ投稿への法的な対応も取れそうだ。枝野氏の行動は意味があると指摘するのは政治ジャーナリストだ。

「ネット上の誹謗中傷は社会的な問題となっていますが、依然として政治家や芸能人などの著名人に対しては“批判は受け入れるべき”であり“有名税”であるといった風潮があるのも確かです。しかし事実無根の“デマ”に関してはきちっとした対応を取る必要があります。政治家の場合、それによってイメージダウンが起こりかねません。やはり建設的な“批判”と“誹謗中傷やデマ”は別なのだと示すことは意味があります」

 2月8日に投開票が行われた衆議院議員選挙では自民党が316議席を獲得する圧勝となった。立憲民主党と公明党の衆議院議員が合流した中道改革連合は49議席にとどまった。

「中道改革連合が大敗してしまった要因のひとつにSNSをはじめネット戦略への乗り遅れが取り沙汰されていますが、それにはネット上のデマ情報を野放しにしてしまったという点も含まれます。枝野さんと同じく今回の選挙で落選した岡田克也さんも敗因のひとつに“ネット上のデマや批判”をあげていました。その分、枝野さんもデマ書き込みに対して敏感になっているのでしょう」

 今回、枝野氏が見せた“マジギレ”は、これまでは放置されがちだった著名人に対するデマや中傷投稿への対応のあり方を変えるものとなるかもしれない。要注目だ。