立川志らく(左)と恵俊彰

 3月23日放送の『ひるおび!』(TBS系)で、ガソリン価格の報じ方をめぐり、司会の恵俊彰とコメンテーターの立川志らくのやり取りが注目を集めた。

絶妙な距離感の2人

「この日はガソリン価格が日や地域で変動する点が紹介され、給油のタイミングの難しさが話題となっていました」(スポーツ紙記者、以下同)

 恵が「物流や運送業の方も大変ですよね?」と問いかけると、志らくは物流業者は日々ニュースを見て判断が必要とした上で、「視聴者はあまりパニックにならないこと」と指摘。「メディアは“ワーッ!”と煽るから“ワーッ”とパニックになる」と持論を展開した。

「これに恵さんは『師匠、煽っているわけじゃないです! 情報を提供しているだけです』と即座に反論し、『味方か敵かわからない』と苦笑。『こっちは平等にやっているんですよ』と訴えると、『煽っているように聞こえる人もいる』と志らくさん。その後も『そう言うから聞こえるんじゃない?』『じゃあ、はっきり言います。煽ってます』『どこが煽ってるんですか』といった応酬が飛び交い、終始軽妙な掛け合いが続いていました」

 そんな2人の関係は約10年に及ぶ。2016年に志らくが加入して以降、意見の違いを交えた応酬が番組の持ち味となってきた。

「2023年11月の放送では、岸田文雄内閣の経済対策をめぐり『期待しない』72%、『期待する』18%というアンケート結果が紹介されると、志らくさんは『18%の意見も取り上げるべき』『公平にやんないと』『情報番組が言えば言うほど(支持率は)下がってきますよ』とヒートアップ。

 これに対し恵さんは場をやわらげるように、同席していた政治ジャーナリストの田崎史郎氏をいきなり名指しし、『田崎さんは(政権を)ずーっとフォローしてますよ』と返答。突然振られた田崎氏も『はい、はい…』と苦笑いで応じ、スタジオの空気を和ませていました」

 2人のやり取りはスポーツにも及ぶ。

「昨年10月の放送では、大谷翔平選手のワールドシリーズでのホームランに対する敵地でのブーイングが紹介されました。恵さんが『大ブーイングでした』と話を振ると、志らくさんは『立憲のヤジかと思いました』と独特の視点で切り返したのです。これに対し恵さんは『そんなちっちゃい話ではありません。こっちは大きいですよ、もっと』とすかさず軌道修正。軽口を交えて展開する関係性がよく表れていました」

 思えば志らくはこの番組出演を機にタレントとしてもブレイクし、2017年上半期のランキング1位に入るなど存在感を高めた。それだけに番組への思いも強いはずだ。

 一方で恵も、志らくがかつて出演していた『ワイドナショー』(フジテレビ系)をチェックし、その発言を翌週の『ひるおび!』で拾ったこともあるなど、志らくの動向に目を配っている。

 そんな志らくは昨年8月、座骨神経痛の治療で休演し、約1カ月ぶりに復帰。「アタマの方は相変わらずトンチンカンでございます」とあいさつすると、恵は「そのトークを聞いて安心しました」と応じた。

 今後も信頼関係に裏打ちされたこうした“バトル”が楽しめそうだ。