3月24日から『ZIP!』(日本テレビ系)でスタートした新コーナーに、視聴者から戸惑いの声が上がっている。
困惑の表情を浮かべるM!LKの曽野
「各地の街をめぐり、知られざる食のプロフェッショナルの朝食をアポなしで食べさせてもらう『アポなしアサ飯』という新コーナーです」(芸能ジャーナリスト、以下同)
この日のロケを担当したのは、人気グループ・M!LKの曽野舜太。企画の趣旨を初めて聞かされると、「アポなしで朝ご飯を食べに行くってことですか?」と困惑の表情を浮かべつつ、挑戦した。
舞台となったのは茨城県ひたちなか市の魚市場。聞き込みの結果、「地元で一番の食の匠」として、干しいも品評会で日本一に輝いた農家を紹介された。住所を調べたうえで曽野を乗せたロケバスは、何も知らない生産者のもとへ……。
「実際には、その場で朝食をいただくわけではなく、翌日に改めて訪問し、朝ごはんを用意してもらうという流れであることが判明しました。しかしこの農家の方は翌日、家族でディズニーランドへ行く予定だったため断念。そこで別の干しいも農家を紹介してもらい、『うちでよければ』と快諾を得たうえで、工場での作業を手伝い翌朝に再訪。朝食をいただく展開となったのです」
だが、この“アポなし”企画に、SNSでは違和感が噴出。
《まじのアポなしならかなり図々しいのでは…?》
《アポなしで朝飯はちょっと…困らせるだけでいいと思ってるのかな》
《ZIPの新コーナー微妙。アポ無し系見ていられないんだよね》
といった厳しい声が相次いだ。これについて放送作家はこう語る。
「落語家のヨネスケさんがかつて『ルックルックこんにちは』などでおこなっていた長寿ロケコーナー『突撃! 隣の晩ごはん』の朝版と考えれば理解できますが、今回は翌朝に約束を取り付ける形式。配慮とも言えますが“二度手間”となり、受け入れる側の負担は大きい。また翌日食べるなら“アポなし”ではないのでは、といった違和感が出るのも当然です」
2011年にスタートした同番組は、かつて同時間帯トップの視聴率を誇っていたが、現在は裏番組『めざましテレビ』(フジテレビ系)に、日テレが重視するコア視聴率(男女13~49歳)で2年連続敗北。存在感の低下が指摘されている。
「開始当初は山下達郎さんのオープニングテーマや速水もこみちさんの料理コーナー『MOCO'Sキッチン』、桝太一アナと関根麻里さんといった女性タレントのW総合司会など、番組の個性が際立っていました。しかし総合演出の交代や放送時間の増加を経て、ニュースの比重が増加したり、エッジが立ったギミックがなくなり、他番組との差別化が薄れているようにも見えます。今回の新企画も言ってみれば名物企画の“焼き直し”ですし……」(前出・放送作家)
放送開始から15年。いままさに曲がり角を迎える中、新コーナーとともに視聴者の共感を得られるのか。
