巨人「球団社長付アドバイザー」の肩書を持つ宮本和知氏

 3月27日に開幕するプロ野球2026年シーズン。昨シーズンは2位に13・5ゲーム差をつけた、阪神タイガースのぶっちぎり優勝を許したセ・リーグだが、覇権奪回に向けて試行錯誤を繰り返しているのが盟主・読売ジャイアンツだ。

 2024年にリーグ優勝しながらも、2025年は3位に終わった阿部慎之助監督(47)率いる巨人。今年もMLBトロント・ブルージェイズに移籍した岡本和真選手(29)が抜けた影響か、オープン戦では12球団で9位(3月24日時点)の得点力としながらも、順位は2位で終えるなど“打ち勝つ”スタイルから変貌しつつある。

 そんなチーム状況を顧みて、元巨人OBで一軍投手チーフコーチ経験もある宮本和知氏(62)が開幕スタメンを予想。巨人専門の情報番組『超ジャイアンツ』(3月23日放送、CS・日テレジータス)で発表したのが、

1番・レフト    トレイ・キャベッジ(28)
2番・センター   佐々木俊輔(26)
3番・ショート   泉口友汰(26)
4番・ファースト  ボビー・ダルベック(30)
5番・キャッチャー 岸田行倫(29)
6番・ライト    中山礼都(23)
7番・サード    坂本勇人(37)
8番・セカンド   浦田俊輔(23)
9番・ピッチャー  竹丸和幸(24)

 2025年の開幕スタメンから引き続き名を連ねたのはキャベッジ選手と坂本選手の2人のみと、すでに開幕投手に指名された竹丸投手を含めた新オーダーだった。

FAで加入した松本剛を外した

 オープン戦での成績を踏まえれば妥当とも言えるナインだが、宮本氏も「迷いました」と頭を悩ませた通り、“鳴物入り”で入団した新戦力の名前がない。北海道日本ハムファイターズからFA(フリーエージェント)権を行使して移籍した、松本剛選手(32)を思い切って外したのだ。

 本来は、佐々木選手が入ったセンターのレギュラー候補として、オープン戦でも8試合で起用されながらも打率.174と低迷。3月21日、22日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦で2試合連続ヒットを打って復調を思わせるも、宮本氏が納得いく活躍とはいかなかったようだ。

巨人・甲斐拓也との“ラブラブ”ショットを公開した山瀬慎之介(公式Xより)

 そしてスタメンどころか、開幕を二軍で迎えるのが甲斐拓也捕手(33)。2024年末に福岡ソフトバンクホークスからFA移籍すると、阿部監督が現役時代につけた背番号「10」を託されつも、怪我の影響もあって68試合の出場にとどまった。

 2026年を迎えてもいい流れに乗れず、オープン戦は打率.176と調子は上がらずに3月24日からファーム戦に臨んでいる甲斐。そこでも無安打に加え、相手チームに三盗を許すなど、守備面でも精彩を欠くパフォーマンスに終始。開幕二軍ともあって同氏のおメガネには叶わなかった。

 もちろん長いシーズンの中で、彼ら経験豊富なベテラン選手の力が必要になるのは間違いない。しかしファンが求めているのは、松本が2年総額2億5000万円、甲斐に至っては5年総額15億円ともされる高額年俸に見合ったパフォーマンス。現時点で2人とも、期待に応えているとは言い難い。

宮本氏の“ただのOB”ではない「肩書き」

 そして彼らに重くのしかかるのが、宮本氏による予想が“ただの元OBの予想”ではないということ。現在、同氏は「球団社長付アドバイザー」の肩書きを持ち、3月からは巨人の新規事業にも携わる要職に就いている。つまり極めて巨人軍トップに近い立場から予想した、“忖度なし”の開幕スタメンと言えるのだ。

 そんな宮本氏の立場をファンも承知しているのだろう。Xでは、

《宮本さん有能すぎる…!》
《宮本氏センス抜群w 2番佐々木いいね〜 松本抜きでも全然いけそう》
《次期ジャイアンツの監督お願いします! もしくはシーズン途中からでも大丈夫です!》

 宮本氏のスタメン予想に同調するとともに、気が早い“次期監督就任”を望む声も上がっている。

 3月27日のプロ野球開幕、阿部監督がどんな開幕オーダーを組んでくるのか、楽しみでならない。