『れいわ新選組』の奥田ふみよ共同代表(公式サイトより)

 25日、参院予算委員会で『れいわ新選組』の奥田ふみよ共同代表(48)が高市早苗首相への質疑中に「人殺しの武器を作ったり、買ったり」などと発言し、小泉進次郎防衛大臣(44)が「その言葉は看過できません」と強い口調で反論する場面があった。

『れいわ新選組』奥田ふみよ共同代表による質疑

奥田ふみよ共同代表ら、新体制が発表されたれいわ新選組(公式インスタグラムより)

 国会の答弁を聞いた国民からは《この様な質疑こそが税金の無駄使い》《本当に何の成果もない質疑だったと思う…》《今日見てはっきりした。これは政治ではなく信仰に近い》などと批判が渦巻いた。

 この日は高市首相の訪米に関する集中審議が行われ、奥田共同代表は最後の質問者として登壇。冒頭、春休みで傍聴に来ている子どもたちに触れた後、「なぜ一生懸命働いているのにお金の心配ばかりしなきゃいけないの?何が理由かと掘り下げていったら、政治でした」と切り出し、減税政策の実施時期について高市首相に迫った。

 高市首相が「超党派の社会保障国民会議で議論を行い、夏前には社会保障国民会議で中間とりまとめを行い、政府として必要な法案の提出を目指す」と答弁すると、奥田共同代表は「総理、先進国で最も経済衰退しているのが日本です。減税政策が本当になまぬるい。ショボいです!」と声を荒げ、続けてこう述べた。

「人殺しの武器を作ったり、買ったりするために、これから10年先まで防衛特別所得税は即決。また増税決めたんじゃないですか。なぜ増税策はスピーディーに決めるんですか(略)」

 この発言を受け、答弁台に立った小泉防衛相は「日本を守る自衛隊、防衛力を整えることは地域の平和と安全を守るためです。そう言ったことに対して、先ほどの発言を防衛大臣として看過するわけにはいきません」と語気を強めて主張。

 委員長から3度にわたり「不適切な言辞がある」と注意を受ける異例の展開となったが奥田共同代表の訴えは終わらない。

イランへの軍事攻撃、子どもたちの命

 奥田共同代表は終盤、米国によるイランへの軍事攻撃で小学校がミサイル攻撃を受け約170人の生徒が犠牲になったことに触れ、「体が全部吹き飛んで、内臓も吹き飛んだ。武器を作って売るということは、たくさんの国の子どもたちの命を奪うということになる」と主張した。

「奥田氏の一連の発言が批判の的になるのは、都合の悪い事実などを無視して“人殺し”や“子どもの犠牲”などという極端な言葉を利用し、感情で押し切ろうとしている点でしょう。

 国民生活の苦しさや、物価高への不満を訴えたいという気持ちを代弁してほしいと願う有権者がいることも事実ですが、政策論争ではなく、発言の是非ばかりが議論されてしまっていることが残念です」(政治部記者)

 奥田氏は2025年12月の参院予算委員会でも「裏金、泥棒した犯罪者が8人も閣僚に紛れ込んでいるのが自民党です」などと発言して委員長から注意を受けており、今回が初めてではない。

 委員長が3度も注意を繰り返す光景を、日本の将来を担う傍聴席の子どもたちはどう見ただろうか─。