しんぱち食堂 撮影/編集部

 3月24日、「すかいらーくホールディングス(HD)」が、炭火焼干物定食チェーン「しんぱち食堂」を運営する「株式会社しんぱち」の全株式を約110億円で取得。完全子会社化すると発表した。

歓迎する声が多い背景に「東京発祥」

 2013年に東京・新宿に1号店をオープンした「しんぱち食堂」。通常の約半分の時間で干物を焼けるという独自の炭火焼機を開発。約10分で炭火焼きの干物定食などを提供する焼き魚のファストフードとして、ビジネスパーソンを中心に人気を集めている。

 2026年3月段階で「しんぱち食堂」は66店舗。「株式会社しんぱち」が展開する「炭火焼干物食堂 越後屋」15店 、「炭火焼和めし処 しんぱち食堂」18店、「大和屋 半蔵」「音次郎」各1店、その他7店を含めた合計108店が今回、「すかいらーくHD」の子会社となる。

 「すかいらーくHD」といえば、2024年に福岡県北九州市発祥のうどんチェーン「資さんうどん」を買収。今年2月、「資さんうどん」の社長が「すかいらーくHD」出身者に変わることが発表されると、「味が変わった」「もう北九州を名乗るな」と一部愛好家から厳しい声が上がる結果に。

 それだけに今回の「しんぱち食堂」の買収にも反発の声が上がっているかと思いきや、SNSでは歓迎する声で埋め尽くされている。

《すかいらーくの優待でしんぱち食堂食えるのか!アツい》
《2030年に約3倍の300店舗に増やす予定だって! 最高!》

 一部では、

《資さんうどんみたいにクォリティが落ちてしまうのはホントにやめてほしい》

 という心配の声も上がっているが、歓迎する声が多かった理由は何故なのか。

東京発祥の店というのが大きいでしょうね。ご当地チェーンの場合、全国展開をすると水の違いや仕入れ先の影響などで味が変わるケースが多いため、ガッカリしたという声が上がりやすいですから。加えて、『しんぱち食堂』は大規模チェーンでないにも関わらずコスパの良さで知られるので、すかいらーくのノウハウが加わればさらにお得感が増しそうです」(情報誌ライター)

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 3月24日に発表された「すかいらーくHD」のプレスリリースには、

《この「本物の贅沢な和食」をお手頃価格で提供し続ける唯一無二の価値を私たちは大切に守ります》
《今後当社グループの経営資源を最大限活用し、皆様の日常に美味しい「日本の味」をお届けできるよう、全力でサポートしてまいります》

 と熱い想いを綴っていただけに、これまで以上に「しんぱち食堂」ファンが増えるのは間違いなし?