3月末をもってアカウントを閉鎖すると発表したNHKEテレ『サイレンスZERO』(公式Xより)

 3月26日、NHK Eテレの教養番組『100分de名著』の公式Xが、3月末でアカウントを閉鎖することを報告して波紋を呼んでいる。

放送法第15条の趣旨に反するという指摘も

《「100分de名著」公式アカウントは3月末をもって閉鎖することが決まりました。現場では必死で運用してきたのですが求められる成果水準に達することができず私どもの力不足を痛感しております。今後は公式HPの「よくある質問」コーナーで同様の発信を続けていきます。長らく愛顧いただき深く感謝します》

 その前日には同じくNHK Eテレの教養番組『サイエンスZERO』も公式Xを閉鎖することを告知していた。

《このアカウントは3月31日で終了します。 長い間ご利用をありがとうございました。 「サイエンスZERO」の放送は今後も続きますので、 最新の番組情報は番組HPでご覧いただけますよう、お願いします》

 こちらは具体的な理由が書かれていなかったが、SNSでは「NHKどうした?」と批判が殺到する事態に。

《ホームページといっても、配信へ誘導するだけのページですよね 従来のような情報が得られると思いません》
《番組宣伝をそんなにけちるの?》

 今後は不便になるという声から、

《フォロワー数やインプレッションで公共放送のSNSを評価すること自体「文化の向上に寄与する」と定めた放送法第15条の趣旨に反するのではないでしょうか》

 公共放送の姿勢としておかしいという指摘も。

 そこでNHKにEテレ番組公式Xの相次ぐ閉鎖理由について取材を申し込むも、

「SNSによる番組の周知広報は総合的に判断して実施しています。SNSアカウントの運用に関するルールなど詳細はお答えしておりません」(広報部)

 と、具体的な理由は明かさなかった。

Eテレ番組の公式Xでまだ閉鎖を発表していないアカウントもありますが、3月31日に発表する可能性もあるだけに、動向から目が離せませんね。SNSでも指摘されているように閉鎖はいろいろな事情があるかもしれませんが、視聴者からの受信料で財源を賄っている訳ですから理由ぐらいは明確に発表すべきでは」(テレビ誌編集者)

 北海道と福岡県のホテル運営会社2社に対し、長年滞納されている受信料の支払いを求める民事訴訟を札幌地裁と福岡地裁にそれぞれ提起したことを発表するなど、徴収の強化に対して批判が噴出しているNHK。

 せめて番組を愛してくれている人たちが納得できるような説明をしてほしいが……。