1972年、日本橋高島屋に1号店をオープンした老舗ハンバーガーチェーン『ロッテリア』が、2026年3月31日をもって、その歴史に幕を閉じる。日本のファストフード黎明期から親しまれてきたブランドがなくなることに、SNS上では惜しむ声で溢れている。
「長い間お世話になりました。本当にありがとう」
「子どもの時から出かけ先で食べるロッテリアが楽しみのひとつでした」
「ロッテリアよ、永遠に」
ゼッテリアで“進化”するポイント
ロッテリアを2023年に買収・運営してきたのが、外食大手のゼンショーホールディングスだ。同社は今回、ロッテリアを新ブランド『ゼッテリア』へと全面転換する方針を打ち出している。この『ゼッテリア』の由来について、週刊女性PRIMEが同社に話を聞くと、
「ゼッテリアというブランド名の由来は、看板商品である“絶品バーガー”と、気軽に楽しめるお店という意味での“カフェテリア”を組み合わせたものです。また、ロッテリアの看板商品“絶品バーガー”をさらに進化させ、お客様によりバリューを感じていただける“絶品バーガー”を提供していくという思いを込めたブランド名となっています」(ゼンショーホールディングス広報担当、以下同)
全面転換に至った理由についても、
「より日常的に楽しんでいただけるブランドへ進化し、経営資源を集中させるために転換を進めております」
と説明する。では、どういった点が進化するのか。
「商品面では、ゼンショーグループの調達力や商品開発力を生かし、ほぼすべての商品において新規開発、または改良を行っています。設備面においても、日本発祥のバーガーチェーンとして、一部店舗では和柄を取り入れた店舗デザインを使用したり、ボックス席を設置したりするなど、親しみのある居心地のよい空間づくりを行っています」
しかし、50年以上続いたロッテリアを惜しむ声もある。そういった顧客の反応についても次のようにコメントした。
「長い間ロッテリアをご愛顧いただき、誠にありがとうございます。その思いをしっかりと受け継ぎながら、『ゼッテリア』という新しい形で、より日常的に楽しんでいただけるブランドへと進化してまいります。変わる部分もありますが“おいしさへのこだわり”は揺らぎません。ぜひ、これからの『ゼッテリア』にも、変わらぬご期待をいただけますと幸いです」
ロッテリアの記憶や価値は、そのまま『ゼッテリア』へと引き継がれていくという。
ロッテリアとしての最終営業日は2026年3月31日。最後に閉店する店舗は大阪府の『千里中央店』で、同日23時に営業終了予定。日本橋高島屋の一角から始まったロッテリアの歴史が、静かに幕を閉じる――。
