芸能界には、歯に衣着せぬ物言いを売りにする「毒舌芸能人」が多く存在する。毒舌は愛を持って上手く利用すれば一般大衆からの支持を集められるが、一方で下手をすれば不快感を抱かれ炎上する可能性も。
毒舌キャラよりも不快感?
実際、毒舌キャラを売りにしているが、その毒舌によって嫌われているという人物は枚挙にいとまがない。そこで全国の25歳以上60歳以下の男女500人を対象に、「毒舌というより不快感が勝る大御所芸能人」についてアンケートを取った。
第10位は、ヴァイオリニストの高嶋ちさ子だ。
高嶋といえば、『ザワつく!金曜日』(テレビ朝日系)など数々のバラエティ番組で活躍している売れっ子タレント。度々テレビで世間の様々な問題について持論を展開しているが、専門家でないにもかかわらず自信に満ち溢れた断定的な物言いをする点に疑問を抱いている人が多い。高圧的な話し方に苦手意識を抱いているという声も寄せられた。
《とにかく偉そうで見ていて不快 出ているとチャンネルを変える》(神奈川県・51歳・女性)
《高圧的過ぎる》(千葉県・60歳・女性)
第8位には、立川志らくと長嶋一茂の2人
落語家の立川志らくは、情報ワイド番組『ひるおび』(TBS系)の月曜コメンテーターを務めている。視聴者がコメンテーターに求めるものは中立な意見だ。しかし、志らくの発言からは偏りを感じるという声が。
《コメンテーターでの発言が偏りすぎで、品がない気がする。》(兵庫県・54歳・女性)
《情報番組で独りよがりな政治的スタンスを持ち出して不快なコメントを頻発しているから》(三重県・58歳・男性)
タレントの長嶋一茂も、情報番組『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)で金曜日コメンテーターを務めている。長嶋は元プロ野球選手だが、父・長嶋茂雄のように飛び抜けた活躍をしたかというとそうとは言えない。もちろん、元スポーツ選手であるため政治や経済の専門家でもなく、裕福な家庭で育ったため世間とのズレが指摘されることもしばしば。そんな人物が訳知り顔にものを言う姿に不快感を抱く人は多いようだ。
《実力もないのにいつも偉ぶってる》(東京都・47歳・女性)
《知ったかぶりで聞いていて腹が立ってくるから》(東京都・38歳・女性)
第7位には、有吉弘行がランクイン
一度は人気が低迷してどん底に落ちたものの、「あだ名芸人」「毒舌キャラ」として再ブレイクを果たした有吉。有吉の毒舌がウケたのは、カメラの前では毒を吐くが楽屋裏では礼儀正しいという「愛」が視聴者にも伝わっていたからだ。しかし近頃は、売りの毒舌が愛のないただの悪口だと捉えられている様子。かつては許されていた「あだ名芸」も、令和では不快感を与えるものになっている。
《人に変なあだ名をつけたりするから》(愛知県・42歳・女性)
《愛あるいじりが愛があるように思えない》(大阪府・37歳・女性)
第6位は、『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ・日本テレビ系)のMCを務める宮根誠司
かつては軽妙な語り口で関西を中心に人気を博していたが、隠し子騒動や韓国での禁煙区域での路上喫煙といった問題や数々の失言などで、何度も批判を浴びてきた。特に数が多く問題視されたのが、MCでありながらリポーターやゲストの話を遮る点だ。自身の話を優先して他の意見をスルーしているという指摘も寄せられている。
《自分の気に入らない意見は、ほとんど無視しているから。》(埼玉県・46歳・男性)
《口調が強い、話に割って入る、話を最後まで聞かない、感謝がない》(栃木県・46歳・男性)
第4位は泉ピン子と坂上忍
ドラマ『わたる世間は鬼ばかり』(TBS系)への出演などで知られる、大御所女優・泉ピン子。ご意見番的なキャラクターとして知られているが、その言動の多くは視聴者からハラスメントとして受け止められている。もはや、泉が受け入れられる時代は過ぎ去ったようだ。
《色々と発言が問題になっていて、もうご年配でメディアで発言するには時代錯誤で危うい》(宮崎県・46歳・女性)
《相手へのリスペクトを感じない》(愛知県・56歳・女性)
かつて天才子役として名を馳せた坂上忍は、今や数々のバラエティ番組に引っ張りだこの人気MCに。しかし長年芸能界にいたせいか一般常識に欠け、感情的な言動が多いとの指摘が寄せられた。
《常識がない。感情だけでしゃべっているように見える。テレビ局の代弁者。》(兵庫県・58歳・男性)
《自分の価値観を人に押し付けるから》(神奈川県・56歳・女性)
第3位には、関西を代表する大御所タレント・上沼恵美子が選ばれた
思ったことをあけすけに言う元気な「関西のおばちゃん」を煮詰めたようなキャラが人気だが、あけすけが過ぎて公共の電波で実名で悪口を言う点は嫌いだという声が寄せられた。
また上沼は好き嫌いがはっきりしており、過去に『M-1グランプリ』(ABCテレビ・テレビ朝日系)で審査員を務めた際も「好き嫌い」を基準に審査をしたとして物議を醸した。そのため、普段の仕事から好き嫌いを重視していると思われており、その点がマイナス評価になった印象だ。
《論理的な人間ではなくて好き嫌いで判断しているから》(東京都・31歳・男性)
《具体的に人名を挙げて、その人を攻撃するような発言する。誹謗中傷と変わらない。》(宮城県・56歳・女性)
《えらそうで人の悪口しか言ってないので聞いてて不愉快》(大阪府・57歳・男性)
第2位に選ばれたのは、タレント・歌手の和田アキ子
3月29日に、自身が40年間MCを務めた『アッコにおまかせ!』(TBS系)が終了。同番組で和田は「芸能界のご意見番」として様々なニュースに意見を述べ、失言によって何度も炎上してきたが誰も止められなかった。度重なる失言の原因は、和田の感覚が令和にアップデートされていないからだと言われている。
また、出川哲朗や勝俣州和たち後輩へのパワハラ的言動も嫌悪の対象に。裏では本当に仲が良かったとしても、公共の電波での他者に対する粗暴な物言い・立ち居振る舞いは、見ている人に不快感を与え続けていたようだ。
《とても偉そうな態度と乱暴なものの言い方が嫌い。》(東京都・58歳・男性)
《時代遅れ》(東京都・37歳・男性)
《知らないのに偉そうに語るし誰もとめることができないから》(広島県・48歳・女性)
第1位は、お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光
自身がMCを務める『サンデー・ジャポン』(TBS系)で、政治や社会問題について毒舌を披露し続けている太田。その暴走っぷりに、芸人だからといって何を言っても許されるわけではないと眉をひそめている人は多い。
2月8日には、衆院選の開票特別番組に出演し、高市早苗首相に対して失礼な質問を繰り出し批判が殺到。専門家でもなく一般人代表でもない太田がなぜ選挙番組のキャスターに選ばれたのか、どの立場で偉そうにものを語っているのかと不快感を抱いた人は多かった。
《自分はお笑い芸人だからどんな失言をしても許されると思っているところが嫌い》(神奈川県・57歳・男性)
《有識者でもないのに偉そうな物言いをする》(東京都・58歳・男性)
《政治的偏向が酷いうえに政治家に対する態度が失礼すぎる》(大阪府・54歳・男性)
世間の感性から大きくズレた毒舌はただの悪口となり、聞いている人に不快感を与える。視聴者から「もう見たくない」と言われないためにも、芸能人たちは自身の毒舌に愛があるのかをこまめに確認したほうがいいかもしれない。
「毒舌というより不快感が勝る」大御所芸能人ランキングTOP10
1位:太田光 71票
2位:和田アキ子 65票
3位:上沼恵美子 57票
4位:坂上忍 49票
4位:泉ピン子 49票
6位:宮根誠司 46票
7位:有吉弘行 35票
8位:長嶋一茂 25票
8位:立川志らく 25票
10位:高嶋ちさ子 24票
※インターネットアンケートサイト「Freeasy」にて3月下旬、全国の25歳以上65歳以下の男女500人を対象に実施
